世界に向けて語った窪田正孝

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 俳優の窪田正孝が2日、六本木の YouTube Space Tokyo で行われた『東京喰種 トーキョーグール』キックオフイベントに来場し、中継でつながった世界各国のファンと語り合った。この日は萩原健太郎監督、松竹の永江智大プロデューサー、大角正常務取締役映像本部長も来場した。

 人間の姿をしながら人を喰(く)う怪人・喰種(グール)が潜む東京を舞台に、半喰種となった大学生・カネキ(窪田)の運命を描き出した本作。舞台、アニメ、ゲームを経て、いよいよ待望の実写映画化となった。今回はこの実写化プロジェクトの概要を全世界のファンに生配信。実際に、フランスやアメリカ、韓国など世界中のファンと中継でつながり、直接質問を受け付けるコーナーも設置されるなど、世界で愛される作品ならではのイベントとなった。

 この日のイベントには、福岡在住である原作者の石田スイがテキストにて参加。窪田ふんするカネキについて「映画化をやるつもりはなかったけど、はじめて窪田さんを見たとき、万一やるならこの人がいいなと思っていました。それが自分の中で映像化する意味だったのかなと思います」とコメント。その言葉に窪田も「生みの親である先生に、直々にオファーを言っていただけるのは光栄。コメントでも書きましたけど、本当にビビっていて。でも、先生の言葉に救われた部分がありました」としみじみ付け加えた。

 現在、編集作業など仕上げに取り掛かっている段階だというが、萩原監督は「自信はあります」と意気揚々で、「VFX(ビジュアル・エフェクツ)やサウンド面などで、邦画ではできないチャレンジングなことをしています。そして何より、俳優部の方の芝居がものすごくいいんです。窪田くんをはじめ、皆さんがすばらしい演技をしてくださいました」と称賛。とりわけ窪田の演技について「しゃべり方や声のトーン、間合いなど、原作は声がないのにもかかわらず、カネキの姿がそこにあると感じて、ビックリしました。いつも想像を超えてきてくれるんで、見ていて楽しいです」と続ける。その言葉に窪田は「サンキュー、ベリーベリーマッチ!」と照れくさそうにしていた。

 さらにはこの日、主題歌アーティストや音楽関連スタッフの発表も。主題歌は、RADWIMPSの野田洋次郎が手掛けるソロプロジェクトillionの「BANKA」に決定したことが明かされると、窪田も「野田さんがやられているillionの歌は聞かせていただいたこともありますし、本当に若い世代に愛されています。この『東京喰種 トーキョーグール』の世界観を音楽で表してくれると思うんで、今から楽しみです」と期待を寄せた。そして音楽を『マトリックス』シリーズのドン・デイヴィス、特殊音響効果を『メッセージ』『ゼロ・グラビティ』のニコラス・ベッカーが担当することも発表された。

 本作は現時点で、北米、アジア、ヨーロッパなど世界23カ国での配給が決まっており、ワールドプレミアは7月3日にアメリカ・ロサンゼルスで行われるアニメ・エキスポ(AX)にて、ヨーロッパプレミアが7月7日にドイツにて、そしてジャパンプレミアが7月10日に丸の内ピカデリーで予定されている。それほどまでに世界的なプロジェクトとなった本作について、松竹の大角常務は「日本では映画が1,150本くらい上映されていて。その中ではアニメが強いと言われています。松竹が(本作で)目標にしているのは、実写映画のベスト5に入ること」と目標を掲げる一幕もあった。(取材・文:壬生智裕)

映画『東京喰種 トーキョーグール』は7月29日より全国公開