話題作に続々と出演する注目のイケメン・吉沢亮

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 原作・山口ミコト氏、作画・佐藤友生氏による人気漫画を実写映画化した「トモダチゲーム 劇場版」が、6月3日に公開を迎える。主演は、「銀魂」「リバーズ・エッジ」など話題作に続々と出演する注目のイケメン・吉沢亮。インタビューを敢行すると、芝居に対するストイックな姿勢、そして野心あふれる猛々しい素顔が浮かび上がってきた。

 2014年から「別冊少年マガジン」で連載中の原作を、ドラマ1作と映画2作で実写化。親友同士の高校生が、大金のかかった“トモダチゲーム”に巻き込まれ、互いの友情を疑いながら奮闘する姿を描いた。キャストには個性豊かな面々がそろい、「仮面ライダーフォーゼ」で脚光を浴びた吉沢が主人公・片切友一に扮したほか、「仮面ライダードライブ」の内田理央、「海賊戦隊ゴーカイジャー」「亜人」の山田裕貴らが脇を固める。

 「原作はすごくリアルな世界観で人間の裏の顔を描いていて、とても面白かった」。もともと漫画好きだという吉沢は、原作の魅力に一気に引き込まれた。そんな作品の主演を「任せて頂くことが単純に嬉しい」と笑顔を見せ、役どころを「すべてが本当っぽく、同時に嘘っぽくもあり、普通の人間では到達し得ない思考を持っている男だとも、その場で最善の行動ができる男だとも感じました。なので撮影では、“その場に適した顔”を意識していました」と振り返った。

 ドラマで第1ステージ「コックリさんゲーム」をクリアした友一たちは、劇場版1作目では、友人の秘密を暴露する第2ステージ「陰口スゴロク」に挑む。ある校舎の屋上を舞台にした、ほぼワンシチュエーションの心理戦が繰り広げられるだけに、脚本を読んだ吉沢は「俳優陣の力量も試される。僕らがちゃんと芝居をつくらないと面白くならない」と感じた。「セリフの緩急や、表情のニュアンスで見せなければと、出演陣皆で台本を読み込みました」。

 また吉沢は、「少女漫画原作に出演させていただくことが多かったですが、最近は立て続けに少年漫画原作に出演させていただきました」と感謝したうえで、そこで得た学びや気づきを感覚のままにせず、しっかりと言語化してみせる。「少女漫画では、原作をあえてあまり意識せずに、自分が物語から得た感情を出していました。というのも少女漫画は、誰もが持っている感情を刺激している気がします。だから演じる側も、本を読んだ段階で感情が広がっていると思うんです」と述べ、「一方で少年漫画では、原作への意識を重視しています。ずっと原作と脚本を照らし合わせて、という役づくりです。少年漫画はどの作品も世界観が特殊。特に『銀魂』はキャラありきで、自分の解釈ではなく『このセリフを、このテンションで』など、ある意味“型(かた)”に近い。今作はどちらかというと心情メインで演じていましたが、“心情”と“キャラ”かが大きな違いだと思っています」と、役へのアプローチの違いを説明した。そうした言語化の積み重ねが、飛躍的な成長を促している。

 撮影現場では、年齢の近いキャスト陣と芝居・人間性の両面で大いに響き合い、笑顔と刺激の絶えない日々を送ったそうだ。一方で「負けたくない」という闘争心が、吉沢の全身を支えた。ライバルはと聞くと、「全員がライバル。役者の仕事は毎日が戦いです」と表情を引き締め、「もちろん『この人には、今は勝てない』と思うこともありますが、やっぱり負けたくない。『自分が一番』と思っていたいんです」とまっすぐな眼差しを投げかけた。

 「一生、芝居していたいです。まだまだ、やったことのない役がたくさんあります。若手と言われる間に経験して、ちゃんとした俳優に成長したい」。インタビュー中、吉沢の口からは芝居への真摯な思いがとめどもなくあふれ出ていた。目標とする俳優はレオナルド・ディカプリオだと明かし、「今もすごいですが、彼が僕より若いころの芝居は『何でこんなに上手いのか』と思うくらいすごい。『ボーイズ・ライフ』『ギルバート・グレイプ』『バスケットボール・ダイアリーズ』……。天才的です。ゆくゆくは、自分も共演したいです」と顔をくしゃくしゃにして笑う。自身を磨き続け、果敢に“俳優道”の頂点を目指す吉沢から、目が離せない。

 なお劇場版第2弾「トモダチゲーム 劇場版 FINAL」は、2017年秋に公開される。