サイズがコンパクトになり操作も簡単に

横浜ゴムが展開している乗用車用パンク応急修理キットがリニューアルされ、「AIRLOCK ONE(エアロックワン)」として2017年6月1日より販売がスタートとなった。

エアロックワンは以前から発売をされていた同社のエアロック(2009年登場)の2代目ということだが、応急修理液ボトルとコンプレッサーが別体になっていたものを、今回一体型となったことからONEの名が付けくわえられることとなった。前モデルに対して、操作性を高めてより簡単にパンク応急修理ができるようになっているのはもちろん、修理液を600mlから450mlへと適正化しており(適用タイヤサイズは同じ)キット自体よりコンパクト(サイズは225×175×115mm/重量1.6kg)に進化している。

パンクを含めたタイヤのトラブルは、JAFのロードサービス救援依頼の内容別トップ5では、バッテリー上がりに続く第2位(15.5%)。JAFに依頼があっただけでも1日平均で964件も発生しているという(2015年のデータによる)。

乗用車用パンク応急修理キットといえば、安価なスプレータイプや手絞りタイプ(修理液を手でつぶしてタイヤ内に送り込むもの)というものがあるが、この圧送タイプ(コンプレッサーを使用して修理液をタイヤ内に送り込むもの)ならば、タイヤに刺さった釘などを抜く必要はないし、エアーも抜く必要はなし。修理液の注入も自動で行われるし、ジャッキアップは不要。パンク修理後は、新品の修理液ボトルへの交換で何度でも使用が可能。パンクの応急修理のほかに日常の空気圧点検にも使えるという至れり尽くせりの修理キットだ。

スペアタイヤの交換に自信がないというユーザーはもちろんだが、スタッドレスタイヤ使用時(スタッドレスタイヤのスペアタイヤは搭載していない)にもおススメだという。さらには、スペアタイヤを搭載していないランフラットタイヤ標準装着車両で通常タイヤに交換しているユーザーにも有効だという。

このエアロックワンでは、前モデル同様に「廃棄処理キット」も同梱している。廃棄処理キットは、タイヤ内部に残っている修理液の抜き取り、その抜き取った修理液を専用の凝固剤で固形化し、プラスチック系可燃ゴミとして廃棄できるというもの。

われわれエンドユーザーにはわかりにくいが、修理剤を使用したタイヤをホイールから外す際、修理剤が飛び散ることがあり、タイヤチェンジャーなどの器機が汚れることから嫌がるタイヤショップもいるのだとか。修理剤を抜き取ることで、作業効率の悪化も防ぐことになる。

キットはコンパクトになった上に価格も下げられたという(価格はオープンプライスとなっている)。いざというときのために、そしてスポーツ走行を楽しむユーザーの日々のエアチェックにも1台持っておくと便利だろう。