ナヌムの家で慰安婦被害者とあいさつする康氏=2日、広州(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権の初代外交部長官に指名されている康京和(カン・ギョンファ)氏は2日午前、旧日本軍の慰安婦被害者が共同生活を送る施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)を訪れ、「人権問題の基本は被害者が中心となり、誠意が感じられなければならない」として、「長官になれば、政府の知恵を集め、誠意のある措置を取るよう最善を尽くす」と述べた。

 面会した慰安婦被害者が問題の解決を要請したことに対し、「国連で人権業務に携わってきた。韓国の国際的な地位においても非常に重要な部分」とし、「市民の権利を十分に保障する民主市民社会国家に生まれ変わる際、この問題を解決しなければならないと思う」と強調した。
 慰安婦問題を巡る日本との合意で精神的苦痛を受けたなどとして慰安婦被害者11人が韓国政府に損害賠償を求めた訴訟で、外交部が合意前にナヌムの家側と5回接触したとの資料を地裁に提出したことに関し、ナヌムの家側が事実ではないと指摘したことについては、「長官になればしっかり検討してみる。過去の不十分なところはきちんと調べる」と述べた。その上で、「国民が賛同し国民の意志がこもった、国民と意思疎通する外交をする」との姿勢を示した。
 国連のグテレス事務総長が慰安婦合意を支持する発言をしたとの問題にも触れ、「特定の合意書に対する支持表明ではない」としたグテレス事務総長との電話内容を重ねて伝えた。
 康氏はナヌムの家を訪問した背景について、「重要な外交政策事案であり、長官になればほかのことで忙しくなるかもしれないので、自分の目と耳で確かめるために来た」と説明した。
 面会には慰安婦被害者4人が出席した。李容洙(イ・ヨンス)さんは「われわれは金ではなく、日本から誠意ある謝罪を受けなければならない」として、問題解決を訴えた。
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