VRがボードゲームを生まれ変わらせる!これぞ新感覚のアナログ+デジタルなゲーム体験

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今はデジタルなスマホや家庭用テレビゲームが主流だ。こうしたゲームの起源には、ボードゲームがある。

根強いファンで支えてられているボードゲームだが、今、新しい息吹が吹き込まれようとしている。

ボードゲームは、カードやダイス、フィギュアなど、リアルな手触り感がある、懐かしさのあるレトロゲームだ。
現在のスマホやテレビゲームと違う楽しみがあり、熱心なファンも多い。
ダイスで出た目の数コマを進めるシンプルなゲームから、細かい設定をして知力や戦略が必要なゲームまで、様々なゲームが存在しており、どっぷりとはまってしまう人も多い。

ボードゲームは、本来、アナログな世界のゲームだが、最近ではスマホと連動したり、VRを活用したりする新感覚のボードゲームが登場しているのだ。

週刊ファミ通が制作し、カドカワが発売中の『ウルタールの化け猫』は、アナログとVRの世界を融合している。

●アナログとVRの世界を行き来する脱出ゲーム『ウルタールの化け猫』
『ウルタールの化け猫』のパッケージには、すごろくカード、ダイス、得点チップなど、ボードゲームでおなじみのグッズが入っている。

しかし、1つ異なるモノがある。「猫目VRゴーグル」だ。
このVRゴーグルは、あらかじめ専用アプリをインストールしたスマホをセットして使うのだ。

アナログ世界では、ダイスをふって、すごろくカードの上で恐ろしげな老夫婦コマを動かしながらゲームを進め行く。
そして特定のカードに進むか、2個のダイスが猫目マークのゾロ目になると、
ゴーグルを手にVRの世界に入れる権利が得られるのだ。

VR世界には、「地下」「書斎」「庭」の3ステージが用意されている。
ゴーグルをつければ、首を動かしたり、体の向きを変えたりして、上下左右360度を見渡せる。

それぞれのステージの散りばめられた文字を発見し、暗号を完成させると、屋敷から脱出できるのだ。

『ウルタールの化け猫』は、アナログのボードゲームと、最新デジタルのVR世界を行き来しながら謎を解いていくという、これまでにない新感覚の実に楽しいゲームなのだ。

ゴーグルを手にする権利を得たら、「ニャー!」の声で宣言しなければならない
あとちょっとで全部の文字が揃うタイミングでゴーグルの権利が移ったりする
など、思わず声を出してしまうほどだ。

ルール自体はシンプルなので、ボードゲーム初心者や、子どもと一緒でも楽しめる。
対象年齢は10歳以上だが、小学校低学年からでも楽しめるだろう。

●スマホ連携で楽しみが広がるボードゲーム
今回紹介した『ウルタールの化け猫』は、スマホを使ってVR世界を体験できる新感覚ゲームだったが、ほかにもスマホ連携で遊べるボードゲームは登場し始めている。

『絶叫!おばけ屋敷ゲーム』(バンダイ)は、お化け屋敷からの脱出ゲーム。
すごろくの要領でコマを進めると、進行に応じてスマホのアプリから恐ろしい映像やサウンド、振動が発生して恐怖感を盛り上げてくれる。

国内未発売の『Golem Arcana』(Harebrained Schemes)は、ボード上でフィギュアをバトルさせるゲームだ。
専用のペンデバイスでフィギュアやカードをタッチすると、それに応じた攻撃が行われ、スマホ画面に映像が表示される。

さらにVRゴーグルを使うボードゲームには、『アニュビスの仮面』(ギフトテンインダストリ)などがある。
バーチャル世界でダンジョンに入り込み、アナログ世界では宝の地図を完成させるゲームで、同社からはVR連携ゲーム第2弾の『モニャイの仮面』も発売中だ。

アナログなボードゲームと、デジタルなスマホやVRの世界は相反するものと考えられがちだ。しかし、実際にプレイしてみると、かなり相性が良いと感じた。

一部の愛好家向けと思われがちなボードゲームだが、スマホとVRとの連携で、今、一番新しい体験ができるゲームに生まれ変わろうとしている。
これなら、新たなファンを獲得できそうだ。

友達や家族で集まって、ワイワイと声を出しながら、盛り上がれるボードゲームは、個人で楽しむソーシャルゲームと異なり、複数人でゲーム本来の楽しみ方ができる。

是非、1度、体験してみて欲しい。