元鹿島のカイオ、ハリルJを苦しめた“アフロマン”がACLで躍動 日本勢復権へ最後の障壁に?

写真拡大

アル・アインが2戦合計7-1で準々決勝進出 カイオとオマルが2得点ずつ奪う

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は5月29〜31日に各地でラウンド16第2戦が行われ、準々決勝に進出する8チームが決定した。

 日本勢では川崎フロンターレがムアントン・ユナイテッド(タイ)を2戦合計7-2、浦和レッズが済州ユナイテッドを同3-2で破り、中国の広州恒大、上海上港とともに東地区の準々決勝に勝ち上がった。

 6日に行われる組み合わせ抽選会の行方が気になるところだが、一方で決勝まで顔を合わせることのない西地区に目を向けると、日本と馴染みのある選手の活躍が話題になっている。

 29日に行われたアル・アイン(UAE)とエステグラル(イラン)の一戦は、ホームのアル・アインが6-1と圧倒。2戦合計7-1で8強進出を決めた。そしてこの試合で圧倒的な存在感を放ったのが、かつて鹿島アントラーズでプレーしたMFカイオと、UAE代表のエースとして日本戦でも強いインパクトを残しているMFオマル・アブドゥルラフマンだ。

 大勝した試合では前半にカイオ、後半にオマルが魅せた。前半27分、左サイドからのクロスをカイオが鮮烈なダイレクトボレーで合わせ先制。続く同33分、自陣からのロングフィードに抜け出したカイオが相手GKの頭上を越すネイマールさながらの巧みなトラップを披露。そのままゴールに流しこみ、わずか6分間で2ゴールを叩き込んだ。

 そして後半4分、右サイドからのクロスをファーサイドに走り込んでいたオマルがスライディングしながらダイレクトで合わせると、同15分には敵陣でボールを受け再び左足を一閃。強烈なミドルシュートをゴール右隅に突き刺した。

中東メディアも二人の活躍に賛辞

 この活躍に中東メディア「GULF NEWS」は、「オマル・アブドゥルラフマンはACLでトップレベルであることを示した」「カイオがホームで名高いブラジリアンタッチを披露した」と殊勲の二人に賛辞を送っている。また、オマルの試合後のコメントも紹介している。

「残っている全てのチームがタフになるだろうが、願わくは今日のようなパフォーマンスを維持していきたい。僕たちは最後まで駆け上がるためにベストを尽くしていくことに間違いはない。来季もアル・アインでうまくやっていく自信があるよ」

 2008年大会のガンバ大阪以来となるアジア制覇に期待が高まる日本勢だが、決勝まで勝ち進み、アル・アインとの対戦になった際には、カイオとオマルを封じることが優勝に向けた最大のミッションになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images