Googleは2017年6月1日、同社が提供している無料の表計算アプリ「スプレッドシート」に実装されている「データ探索」機能に機械学習技術を用いた自然言語対応機能を追加したことを発表しました。

Visualize data instantly with machine learning in Google Sheets

https://www.blog.google/products/g-suite/visualize-data-instantly-machine-learning-google-sheets/

Google Sheets now uses machine learning to help you visualize your data | TechCrunch

https://techcrunch.com/2017/06/01/google-sheets-now-uses-machine-learning-to-automatically-visualize-your-data/

「データ探索」はGoogleスプレッドシートやGoogleドキュメント、Googleスライドに実装されているもので、そのドキュメント内に含まれるデータを自動的に解析することで最適な書式を提案してくれたり、自動でグラフを作成してくれるというもの。今回の新機能は、例えば「売上予測と売上実数を線グラフで」といった自然言語を入力するだけでグラフを作ってくれるようになる、というものです。

実例として、まずサンプルのスプレッドシートには「DATE(日付)」「PROJECTED(予測数)」「ACTUAL(実数)」と書かれたセルと対応したデータが入力されています。



シート右下にある「Explore(データ探索)」をクリックすると……



「Answers」のタブが表示され、その中に候補となりそうな項目が表示されています。「Total of ACTUAL(実数の合計)という項目をクリックし……



その上の検索窓に「line chart of date, projected,actual(日付、予測数、実数の線グラフ)」と入力するだけで、グラフを作成することが可能。



最後に「INSEART CHART (グラフの挿入)」をクリックすると、完成したグラフをドキュメント内に追加することが可能。これまではグラフツールを用いて範囲を指定して、という作業が必要だったわけですが、新機能を使えば作りたいグラフの内容を言葉で入力するだけで、あとはGoogleスプレッドシートが自動的に作業を肩代わりしてくれるというわけです。



また、スプレッドシート、ドキュメント、スライドにまたがったデータ更新機能も強化されているとのこと。スプレッドシートで作成したグラフをスライドに追加した場合でも、グラフの上に表示される「UPDATE」(更新する)をクリックするだけで最新のデータを反映させたグラフに変えることが可能。



この他、新しい機能としては、作成した文書を印刷する際のページレイアウト調整機能や、「GAMMADIST」「F.TEST」「CHISQ.INV.RT.」のような関数機能が実装されているとのこと。記事作成時点では日本語版での提供開始は確認できませんでしたが、徐々に利用できるようになるものとみられます。