txt:茂出木謙太朗 構成:編集部

SXSWの会場を走り回ったDolly360

だいぶ時間が経ってしまって恐縮なのだが、3月にテキサス州オースティンで行われたサウス・バイ・サウスウエスト(以下:SXSW)のインタラクティブ期間中、トレードショーに参加した。展示内容はDolly360(Vol.11参照)と、今回新しく用意したコンテンツの二種類。私たちのような小さなブースに二種類置くのはちょっとおかしいが、見せたいものは見せたい!ということで、無理を承知で狭いところに2つのコンテンツを設置した。

結果から言うと、Dolly360は会場中を走り回って大人気!様々な国のイベンターなどからも声をかけられ、海外デビューも夢じゃないというような人気だった。現地の様子はNHK BSのSXSW特集でも放映され、見た方もいるだろう。

またSXSW直後に私たちはドイツに行き、そこでも展示を行った。その時の様子はワールド・ビジネス・サテライト(WBS)に生中継で放送されたので、こちらも見た方がいるかもしれない。

WBS本番直前!「Dolly360は後ろにいてください」

期間中は会場の中も外も、どこを走らせても警備の人からお客さんまで全員スマイルで動画に収まってくれた。

IntelのクラブハウスにてSonyの「The WOW Factory」で記念撮影?

実際に動かすまで気がつかなかったDolly360の最も大きな特長は、VRのカメラマンが撮影する動画と異なり、Dolly360の被写体になる人達がみんな笑顔になっていること。被写体が笑顔になるカメラってすごい!

ドイツのブースでプレゼン中。真剣に話を聞いてくれた

現地での反応でよくある勘違いなのだが「ライブ配信はできないのか?」という質問を受けた。カメラの展示ではなかったので、そのような準備はしていなかったが、THETAやInsta360 Nanoのようなスマートフォンと連動してライブ配信が可能な360°カメラがどんどん発売されている。遠隔地から画面を見ながら…となると、ドローンのFPVの仕組みを導入する必要がありそそうだ。そのためにカメラステージをもう一つ作ったので、ぜひともお試しいただきたいところ。

FPVカメラ装着イメージ

展示会のようにWi-Fiが密集したところだとどうしてもノーコンになる可能性があるため目視で操縦していますが、筆者に言っていただけば、FPVの操縦体験も可能だ。

FPV用のHMDで操縦ハッシュタグをつけておけばよかったと反省。とにかくたくさん撮影されたローカルメディアの取材も受けた

もう一つは、センサーを付けて自走できないか?という質問。センサーを付けて自走させる案は検討しているが、無人で撮影して動き回る仕組みは、人の安全性を考えると厳しいのではないかと考えている。

完全に人までもコントロールできる撮影現場であればそういった心配もなく、センサーを利用して人についてくるものや、ライントレースなど様々な方法で動かすことが考えられる。あたらしいDolly360の使い方、アイデアがあればぜひご連絡を!