全仏オープンテニス、男子シングルス2回戦。ニコラス・アルマグロ(左)を慰めるファン・マルティン・デルポトロ(2017年6月1日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】男子テニスのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)が1日、全仏オープンテニス(French Open 2017)男子シングルス2回戦をけがで途中棄権した対戦相手のニコラス・アルマグロ(Nicolas Almagro、スペイン)に対し、深い同情を寄せた。

 コート2で行われた一戦は、第3セット1-1の場面でアルマグロが涙を流しながら倒れ込むと、デルポトロもすぐさまネットをまたぎ、泣き崩れる対戦相手を抱擁して慰めた。アルマグロにとってはイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2017)に続き、膝のけがで途中棄権を余儀なくされる結果となった。

 3回戦で大会第1シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)との対戦が決まったデルポトロは試合後「体の調子は万全ではなかったから、きょうはラッキーだったと思う。ニコは膝に異常を感じ、棄権することになってしまった」と語った。「いい気分ではない。ものすごく苦しんでいる選手がいるのだから」

「彼はもだえ苦しんでいた。つらかったよ。彼にはテニスも大事だが、この状況では健康の方がテニスより重要だと伝えた」

 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)元王者である28歳のデルポトロも、これまで故障に悩まされ続け、一時は引退の瀬戸際まで追い詰められた。

 2012年以来となるローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)出場を果たしているデルポトロは、キャリアを通して度重なる手首のけがと闘ってきただけでなく、今大会も肩や背中の不安により出場が危ぶまれていた。

 大会第29シードのデルポトロは「けがが何たるかは理解している。誰にも苦しんでほしくないから、私としても悲しかった」と話した。

「ニコの素早い回復を祈っている。彼の状態が一日でも早く良くなることを願う。彼は素晴らしい選手だし、みんな彼にはツアーにいてほしいと思っている」
【翻訳編集】AFPBB News