by Mitch Jones

「幸せになるためにはどうすればいいのか?」という内容の本やムービー、記事などは多く存在しますが、その逆で、「最大限に悲しく惨めで不幸になるにはどうすればいいのか?」ということを解説したムービーが「7 Ways to Maximize Misery」です。5月31日に公開されてから1日で90万回以上も再生されるほどの人気ムービーとなっています。

7 Ways to Maximize Misery - YouTube

前提として、幸せになるよりも惨めな気持ちになる方がずっと簡単です。ということで、惨めな気持ちを最大化させる方法は以下から。



◆1:じっとしていること



この方法は、できるだけ室内、可能であれば1つの部屋にずっとこもっているというもの。冷蔵庫やPCなど生きるために必要な道具は全て一部屋にまとめましょう。



洗濯物をどっさりためるのもオススメ。



晴れている日に外を散歩したくなっても……



決して誘惑に駆られないこと。



報酬系を刺激してエンドルフィンが放出されるような運動などは、いかなる形でも行わないでください。



この方法は、じっとしていることで病気がちになり、病気になるとじっとせざるを得ないというサイクルを効率的に生み出します。「じっとしていること」は非常に簡単かつ効果的に結果を生み出せるのです。



◆2:睡眠サイクルをむちゃくちゃにする



不眠症は悲しみの海を航海するときに、とても頼りになる存在。



悲しみの海の中で幸福な島へと案内しようとする脳の生産的な部分を混乱させてくれるのです。



睡眠サイクルは非常に繊細で、健全な睡眠サイクルを作り出すためには少なくとも3日を必要とします。



通常の睡眠時間と数時間ずらした就寝時間を少なくとも週に2回持ち……



より効果を上げたい人は起床時間もずらしましょう。



睡眠時間の違う日を増やせば増やすほど、規則正しい睡眠ができなくなり……



さらに睡眠時間が多様になっていきます。絶対に「自然と同じ時間に眠るようになる」ことがないようにするのがゴールです。



◆3:スクリーンを見ている時間を最大化する



退屈すると人は行動を起こしたくなるので、そんな時はスマートフォンなどを使って楽しみましょう。また、スマートフォンのスクリーンは、疲れで眠くなった時に人を起こしてくれるという役目も果たします。



可能な限りディスプレイを見つめ、手にスマートフォンを握りながら寝落ち。



そして起きてすぐにスマートフォンを触ります。



頭を上げると幸福の島を見つけてしまうので……



常にスクリーンを見つめて頭を下げておきましょう。



コンピューターの向こうにはあなたの注目を集めようとする優秀な人々や明晰なボットが存在するので、彼らの導くままに動くのです。



◆4:ネガティブな感情を刺激するためにスクリーンを使う



あなたの力ではどうしようもないことに対する怒りや悲しみを、テレビやスマートフォンなどのスクリーンを使って生み出しましょう。



何もしない状態をキープしつつも、情報はしっかり取り込むのです。



あなたが好きなことは、あなたを部屋から連れ出し、周りの人と意味のある行動をさせようとします。



しかし、「好きなこと」であっても、惨めさを大きくする助けにすることは可能。自分を絶望させ恨みの念を生み出すような「悪い出来事」に集中してください。



もし寄付をしなければならない状況になってしまったら、できるだけ意味のない方法を取り……



「何も変わらなかった」ということにガッカリするようにしてください。



これらの方法によって惨めな気持ちは強くなりますが、それでも脳は「ゴールを設定する」などしてあなたを何とか助けようとするかもしれません。



ここで覚えておきたいのは、目標を達成するためのゴールは「特定のものであること」「測定可能であること」「行動を伴うこと」「責任があること」「期限付きであること」という条件を満たす必要があります。そこで、5つ目の方法を取りましょう。



◆5:「VAPIDゴール」を設定する



VAPIDゴールとは、「曖昧で」「形がなく」「実現できそうにない」「見当外れで」「期限がない」ゴールのこと。



目標だけでなく、目標に至るまでの道のりもぼんやりしたものにしましょう。



モチベーションが上がってきたら、「今日中に洗濯物を何とかする」といった段階的な小さな目標ではななく、「今日中に家をまるまる掃除する」というような、失敗確実な高すぎる目標を掲げてください。



また、「コーディングを学ぶ前にマーケットアプリを開発する」といった、ゴールの先にある「達成したいもの」に集中するのも有効。



このような行動は脳の生産的な部分を機能不全にしてくれます。



また、期限を設定せずに、やる気が起こるまで待ち続けるということも忘れずに。



VAPIDゴールを掲げることで、小さなステップの積み重ねを報酬として自分をよくしていこうとする脳の生産的な部分を……



「掲げた目標を達成できなかった」ことについて常に責め立てる存在に変えてくれます。



◆6:一直線に幸福に向かう



一見、幸福になるための方法のように聞こえますが、これも惨めな気持ちになるための手段。人の脳は幸せを感じようとするため、1〜5までの方法を取ってもまだ戦おうとします。



そんな時は、常に幸せな人たちが住んでいる幸せな島を思い浮かべてください。この行動は、「幸せ」という考えを、「そんな人たちはいない」「常に感じられる喜びなど存在しない」といった気持ちに変えてくれます。



幸せは鳥のようなもので、捕まえようと追いかけているうちは捕まりません。



無理やり捕まえようとするのではなく、自分の船を改良し鳥の巣を作って水や餌を置いていれば、あなたの気づかぬうちに鳥はやってきているのです。



……つまり、このような行動は絶対に行わないでください。



◆7:本能に従う



これは非常に重要なこと。悲しみの海には闇の磁場が存在するで、一度これらの行動を始めると、あなたの中にある「衝動のコンパス」は正しい方向を指し示します。



正しい方向とはつまり、部屋から出たくなくなったり……



何もしたなくなったり……



知識を悲しみの材料として使いたくなったりという方向です。



長い目で見ると他にもさまざまなコンパスが現れるかもしれませんが、あなたが持つ「衝動のコンパス」が指し示す真の北極だけを目指してください。



なお、このムービーはRandy J. Paterson医師による「How to Be Miserable: 40 Strategies You Already Use」という本を元に作られており、ムービーや本に書かれている方法で確実に人はみじめになります。逆にいうと、ここで示されていることの真逆のことを行えば、ハッピーに日々を過ごせるようになるわけです。