世界選手権2回戦、史上最年少代表の天才少年が日本のエースから4-1で大金星

 卓球の世界選手権(デュッセルドルフ)は1日、男子シングルス2回戦で史上最年少の13歳で日本代表入りした張本智和(エリートアカデミー)がリオデジャネイロ五輪銅メダルの27歳、水谷隼(木下グループ)を4-1で撃破。日本のエースから大金星を挙げ、世界の舞台で下剋上を果たした。ITTFは公式ツイッターで歴史的な勝利の瞬間を動画付きで速報。張本は渾身のガッツポーズ&バンザイを繰り出し、感情を爆発させた。

 日本の「未来のエース」が、日本の「現在のエース」を世界の大舞台で破った。

 昨年の世界ジュニア選手権で個人、団体の2冠を達成した張本は、史上最年少で世界選手権の日本代表に選出。1回戦で、世界ランク106位のヌイティンク(ベルギー)をストレートで圧倒し、女子の伊藤美誠を上回る日本最年少の世界1勝を果たした。

 2回戦ではリオ五輪銅メダルの水谷と激突。世界の舞台で実現した日本人対決に大きな集まっていたが、見事に下剋上を果たせてみせた。

 驚異の進化を見せ続ける中学2年生。快進撃を続ける天才少年は、とどまることを知らない。