世界の「価値あるユニコーン」、テック系が197社で大半占める

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世界の非公開会社のうち、最も価値が高いのはどの企業だろうか──。スタートアップ企業に関するデータベースの作成と情報提供を行うCBインサイツ(CB Insights)はこのほど、自社の調査に基づく「世界のユニコーン225社」リストを発表した。

ユニコーンは、時価総額が10億ドル(約1109億円)を超えるスタートアップ。同社によれば、世界のユニコーンの時価総額は、5月26日の時点で合計約6790億ドルに上っている。また、調達した金額は総額およそ1420億ドルになるという。

今年「ユニコーン」になった企業

今年に入って新たにユニコーンとなったテック系企業は、合計22社。そのうち7社は「インターネット・ソフトウェアと関連サービス」に分類される業務に携わっている。そのほか新たなユニコーンが従事するビジネスには、「Eコマース/マーケットプレイス」「フィンテック」「サイバーセキュリティー」「ビッグデータ」などがある。

世界のユニコーン上位5社

非公開会社の中で最も高く評価されているのは、カリフォルニア州に本拠を置く配車サービス大手のウーバー(Uber)だ。同社の時価総額は、680億ドルに上る。時価総額で見た世界のユニコーン上位5社は、以下のとおりとなっている(かっこ内は国籍と業種、時価総額)。

1位: ウーバー
2位: 滴滴出行(Didi Chuxing/ディディチューシン、中国、配車サービス、500億ドル)
3位: 小米科技(シャオミ/ Xiaomi、中国、スマートフォン、460億ドル)
4位: エアビーアンドビー(Airbnb、米国、民泊仲介、290億ドル)
5位: パランティア・テクノロジーズ(Palantir Technologies、米国、データ解析ソフト、200億ドル)

ユニコーンが多い業種

調査の結果、時価総額で上位に入るユニコーンが携わるビジネスで最も多いのは、次の3種類であることが分かった。

・電子商取引(17%)
・インターネット・ソフトウェアと関連サービス (14%)
・フィンテック(11%)

ユニコーンが多い国

そのほか調査では、ユニコーンのおよそ半数以上(54%)が米国に拠点を置くことが確認された。その他にユニコーンが多いのは、中国(23%)、インド(4%)、英国(4%)、ドイツ (2%)、韓国(2%)となっている。これら以外の国には、3社以上のユニコーンはなかった。

また、米国に拠点を置くユニコーンに最も積極的に出資しているベンチャーキャピタルの上位3社(案件ベース)は、セコイア・キャピタル、アンドリーセン・ホロウィッツ、コースラ・ベンチャーズだ。

「デカコーン」の登場

「デカコーン」とは、時価総額が100億ドルを超えたユニコーンのことだ。世界のユニコーンの7%に当たる以下15社が、デカコーンの仲間入りを果たしている。

・ウーバー
・滴滴出行
・小米科技
・エアビーアンドビー
・パランティア・テクノロジーズ
・呂金所(Lu.com、中国、資金管理プラットフォーム、185億ドル)
・互連網+(China Internet Plus Holdings/ インターネットプラス、中国、共同購入サイト、180億ドル)
・ウィーワーク(WeWork、米国、コワーキングスペース、169億ドル)
・スペースX(SpaceX、米国、ロケット・宇宙船開発、120億ドル)
・ピンタレスト(Pinterest 、米国、画像共有サイト、110億ドル)
・今日頭条(Toutiao/ ジンリー トウティアオ、中国、ニュース配信アプリ、110億ドル)
・フリップカート(Flipkart 、インド、電子商取引、100億ドル)
・ドロップボックス(DropBox、米国、クラウド型データストレージサービス、100億ドル)
・インフォア(Infor、米国、エンタープライズソフトウェア、$100億ドル)
・DJI(DJI Innovations、中国、無人自動空撮システム、100億ドル)

[訂正]一部企業の数に誤りがあったため、タイトルと本文を訂正しました