画像提供:マイナビニュース

写真拡大

デルは5月30日、COMPUTEX TAIPEI 2017に合わせて開催した発表会にて、「Inspiron 27 7000オールインワン」「Inspiron 24 5000オールインワン」「Inspiron ゲーミングデスクトップ」の新製品3モデルを発表。近日中にも、日本国内での発売がアナウンスされる予定だ。

■関連記事

COMPUTEX TAIPEI 2017 - デル、Ryzen搭載のVR対応AiOなど披露「真にVR性能を発揮できるPC少ない」

この3製品はいずれも最新のAMD Ryzenプロセッサを内蔵。「Inspiron 27 7000オールインワン」や「Inspiron ゲーミングデスクトップ」ではVRへの出力にも対応する。どちらもゲーミング用途を意識したモデルといえるが、既存のゲーミング製品ライン「ALIENWARE」とのすみ分けはどうなるのか。

オールインワンおよびゲーミングデスクトップ、それぞれの製品投入の意味を、同社シニア・バイスプレジデント兼ジェネラル・マネージャー コンシューマーおよびスモールビジネス・プロダクトグループ担当のレイモンド・ワー氏に聞いた。氏はDellでXPS、Alienware、Inspironおよびスモールビジネス向け製品を統括している人物だ。

――2016年のCOMPUTEXはノートPC中心の発表でしたが、今回はオールインワンとゲーミングマシン。どのような背景があるのでしょうか?

今回、メッセージとして打ち出しているのは「イノベーション」です。AMDの最新CPUであるRyzen販売拡大のタイミングに合わせたという側面が強いですね。

――今回発表の3モデルは全てRyzen搭載。AMDとの関係が今後さらに強化されるのでしょうか?

AMDの新しいマルチコアテクノロジーを目にしたとき、ぜひ我が社の製品に採用したいと考えました。特にハイエンドな製品では、最善の体験を提供するとともに、お客様の方で選択できるようにしたいのです。

デスクトップのビジネスに関しては、成長が見込まれる分野が2つあります。1つはPCゲームであり、もうひとつがVRです。これらのセグメントではよりパフォーマンスの高いマルチコアプロセッサのメリットが活かされます。既にインテル製CPUを採用しているオールインワン製品とあわせて、幅広い選択肢が提供できるようになりました。

――ゲーマー向けのPC市場は、どのぐらい伸びていますか?

毎年20億ドルの成長が見られます。中国ではInspironのゲーミングノートPCが非常に成功し、世界市場に展開しています。今後も大きな成長が見込まれるのですが、その要因のひとつがe-Sportsです。2022年のアジア競技大会の競技(メダル種目)に採用されたことで、一般に広く認知され、それに伴って成長していくでしょう。

――「Inspiron ゲーミングデスクトップ」は、デスクトップとしてInspironブランド初のゲーミング製品となりますが、ALIENWAREとのすみ分けはどうなりますか?

両社の位置づけは明確です。Inspironはゲーミングの市場を広げることに貢献しています。一方、ALIENWAREは、3枚のグラフィックスカードにも対応する高性能モデルも揃えるなど、ハイエンドユーザーに向けて究極のゲーミングエクスペリエンスを提供する製品ブランドです。この2つでPCのゲーミング市場の成長を加速化していきたいと考えています。

――「Inspiron 27 7000オールインワン」はVR対応をうたっていますが、なぜ一体型でVR対応としたのでしょうか。

実際に家庭でVRを体感しようとすると、かなり投資が必要となりますよね。この製品では、VR対応の構成でも1,299ドルからご提供できます。またVRではスペースも必要です。この製品は一体型で、ディスプレイのベゼルが細く本体がコンパクト。VRではHMD(ヘッドマウントディスプレイ)をケーブルでつながないといけませんが、背面のポートの位置なども考慮して設計しています。

さらに、一般ユーザーのみならず、中小企業などがVRを商用的に利用する場合にもメリットがあります。コンパクトなので小さなブースでも見せることができますし、輸送や設置の面でもオールインワンの利点が発揮されます。