KinKi Kids、MTV伝統のステージで圧巻のアコースティックライブ

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KinKi Kidsが、5月31日(水)、東京・豊洲PITにて行なわれたMTV伝統のアコースティックライブ『MTV Unplugged』の収録に登場した。

7月21日のCDデビュー満20周年を目前に挑んだ今回のステージ。「硝子の少年」「全部だきしめて」などの初期ナンバーから「薔薇と太陽」「道は手ずから夢の花」といった最新曲まで13曲が披露され、生バンドやストリングスの演奏とともに二人の歌声を味わい尽くすことができる貴重な一夜となった。以下、当日のオフィシャルレポートをお届けする。

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ドレッシーな赤い幕に彩られたステージに、 KinKi Kidsのライブではおなじみのバンドメンバーが所狭しとスタンバイ。少し置いて、MTV Unplugged初となるKinKi Kidsが黒を基調とした衣装で登場すると、会場から大きな拍手が送られる。普段の彼らからするとだいぶコンパクトではあるが、上質で、どこかファンタジックな雰囲気もあるステージ。最初はどこか緊張した面持ちに見えた2人だが、「ボクの背中には羽根がある」からスタートしたライブは、迫力ある演奏に合わせて丁寧にじっくりと歌を届けていく。デビュー曲「硝子の少年」も、臨場感たっぷりの生バンドとストリングスに映える切ないボーカルが圧巻。序盤から何度も胸を揺さぶられた。

最初のMCでは、光一が「KinKi Kidsは今年20周年を迎えます。今日はいつもと違った形で音楽ができるということで、いつもの我々のライブとは違った雰囲気の中で歌や音楽を届けられたらいいなと思っております」と挨拶。剛も「こういう独特な空間で皆さんと音楽を共有できるのは贅沢」と口をそろえ、和やかでリラックスしたトークを展開する。

ひとしきりMCが落ち着くと、続いては一番新しいシングル「道は手ずから夢の花」を披露。会場の雰囲気にピッタリのナンバーで、力強く伸びやかなハーモニーでファンを酔わせていく。デビュー初期から歌い続けている「愛されるより愛したい」は、この日ならではの大人っぽく艶やかなアレンジで魅了。温かい歌声で包み込んだ「ね、がんばるよ。」、「薄荷キャンディー」も、瑞々しさ溢れるステージが印象的だった。

ここまでのシングルの流れから一転、中盤は、ファン人気の高いアルバム曲を披露。オリジナルとは異なる繊細なアレンジの「月光」、そして奥深いバラード「Love is…〜いつもそこに君がいたから〜」と文句なしの選曲が続き、2人の歌が最大限に映えるパフォーマンスに誰もがうっとり聴き入っていた。

その後のMCでは「もう終盤になりました」という光一の言葉に客席から「えー!」の声が。そして、間髪入れずに「タダで来たんでしょ?」とツッコむ光一と、それをなだめる剛……という掛け合いは通常通り(笑)。さらに「今日はこういうこと一切言わないようにしようと思ってんだけど、皆さんの顔見たらダメだ」とぶっちゃける光一に客席は大喜びで拍手し、剛も「今頃MTVのスタッフさん、(MCが長いことに)困ってるでー」と自虐的な笑いで沸かせる。MTV Unpluggedという特別なステージでも普段の2人らしいやりとりが見られたことに、ほっこりしたファンも多かったことだろう。

情熱的な「薔薇と太陽」から始まった後半戦は、生楽器のソリッドなアレンジにシビれた「やめないで,PURE」を熱唱。そして並んでアコギを抱え、会場の手拍子と共に歌った「全部だきしめて」はアッパーに大盛り上がり。クライマックスは、KinKi Kidsの曲で不動の人気を誇る「愛のかたまり」で観客をさらなる極上の空間へと誘い込む。オリジナルより少しテンポを落とした「愛のかたまり」は、荘厳で甘美で、この世のものとは思えないほど最高な音楽と歌に心酔。ラストソング「もう君以外愛せない」も、感動的なストリングス演奏と心が震えるような歌声に目頭が熱くなった。