元・世界ランク1位の宮里藍、メジャータイトルへの意欲は消えていない(撮影:村上航)

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5月29日(月)、今シーズンかぎりでの引退を発表した宮里藍が記者会見を行った。宮里の功績の中でたたえられる1つが2010年、10週にわたって世界ランキング1位の座に君臨した点。日本のファンに大きな希望を与え、若きゴルフファーに大きな夢をもたらした出来事だった。

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宮里の引退発表でクローズアップされた世界ランキングだが、くしくも海の向こうの米女子ツアーでも脚光を浴びている。というのも先週の「LPGAボルヴィック選手権」で現在1位のリディア・コ(ニュージーランド)がその座から陥落し、現・世界ランク2位のアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)、同3位のユ・ソヨン(韓国)がトップに浮上する可能性があったからだ。

この「世界ランキング」とは「Rolex Women’s World Golf Rankings(ロレックス女子世界ゴルフランキング)」のことで、すでに確立されていた男子のそれと同様に、女子の統一した世界ランキングというコンセプトの下で2006年にスタート。各大会のレベルに応じてポイントが与えられる仕組みになっており、大会の出場資格を決定する際に使用されている。

これまでアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)、ロレーナ・オチョア(メキシコ)、申ジエ(韓国)、宮里藍、クリスティ・カー(米国)、ヤニ・ツェン(台湾)、ステーシー・ルイス(米国)、インビー・パーク(韓国)、リディア・コ(ニュージーランド)の9人の選手が1位に輝いているが、一番長く連続1位の座についていたのはオチョアで2007年4月23日から2010年5月2日までの158週。2番目に長いのはツェンの109週。3番目が現在のリディアで、2015年の10月26日から84週目を継続中だ。リディアはトータルで見ると103週、つまり、今週で2年分の長さとなる。ただし、ジュタヌガーン、ソヨンらが肉薄しており、近いうちに逆転劇があるかもしれない。

ちなみに、9人の選手がメジャーを制した回数は実に32回。そのうち10勝が初代1位のソレンスタムで、今もなお圧倒的強さを歴史に刻んでいる。この中で宮里だけがメジャー制覇を果たしていないが、中学生のころからの夢である「全米女子オープン優勝」を含め、チャンスは残されている。29日の引退記者会見でも「諦めていない」と語っただけに、最後の力を振り絞ってくるのは間違いない。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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