image: ギズモード・ジャパン


セブンドリーマーズはメディア向けイベントlaundroid world 2017を開催し、世界初の全自動衣類折りたたみ機「laundroid(ランドロイド)」の限定予約を開始しました。通常の受注は9月下旬〜10月初旬をめどに始まる予定です。

イベントでは実際にランドロイドが動くところもデモされました。


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ランドロイドは、大きな洋服ダンスのような箱型のインテリア家電。一番下にたたむ前の服を入れる引き出しがあり、その上部にたたんだものを収納する棚が備え付けられています。


世界初の全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」予約開始2
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こちらはランドロイドの前面についているサークル・インターフェース。ダイヤル式のコントローラーです。上の動画ではこれを回してドアを上げ下げしています。洗濯たたみのスタートなどもこれを回して操作。出来上がったら青い光でお知らせします。

まず、引き出しに乾いた衣類を投入。ロボットアームが畳んだ後、整理して棚に入れてくれます。引き出しには乾かした洗濯物をドサッと30枚くらいまで入れられます。


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内部のロボットアームが動く様子を紹介…するものの、企業秘密が多くモザイクでほとんど見えませんでした。でもロボットが洋服をつまみ上げて、カメラを使い、それぞれの服を認識しているようです。

今のところ、ロボットがたためる衣類はTシャツやカットソー、ズボンなどのボトムス、部屋着、タオル。シャツのボタンを留めたり、裏返しになった服を戻したり、同じ靴下をペアにしたりはできません。

ただ、ランドロイドの本体に搭載された人工知能は、laundroid cloud(ランドロイド・クラウド)の人工知能と通信し、新しく学習したことをアップデートできます。なので、今後はたためるものの種類が増えたり、スピードが速くなったりするかもしれません。


世界初の全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」予約開始3
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畳んだ洗濯物はこちらの棚に収納されています。たくさん服を持たない2〜3人家族であれば、日常で使う量は入りそうなので、全自動衣類折りたたみ機というよりは服をたたんでくれるクローゼットという使い方にもできそうです。

棚の仕分けモードは、洋服の種類別(トップス、ボトムスなど)か家族のメンバー別が選べ、スマートフォンアプリから事前に設定できます。


世界初の全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」予約開始4
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左は「お父さん」の服一覧、右は家族みんなの「トップス」一覧


棚にある服は常にアプリから確認可能。それぞれの服を着ている頻度も記録してくれます。


世界初の全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」予約開始5
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この"オンライン・クローゼット"を利用して、どんな服をクローゼットに足せばいいか?を提案してくれる機能も発表されました。スタイリストがユーザーに合わせて選んだファッションアイテムを月額制でレンタルできるサービス「airCloset(エアークローゼット)」は、ランドロイドと連携し、持っている服に合わせたコーディネートをオーダーできるようになる予定だそうです。


世界初の全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」予約開始6
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また、先日Amazon(アマゾン)のAlexa(アレクサ)に対応したコンセプトモデルが発表されたCerevo(セレボ)のロボット・デスクライト「Lumigent(ルミジェント)」とも連携。音声でランドロイドを動かせるようになることが発表されました。


イノベーションが始まった


世界初の全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」予約開始7
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「全自動衣類折りたたみ機」「(ラン)ドロイド」と聞くとどうしても、無数のメカメカしいロボットアームが連携し、キレキレの動きで迅速にTシャツとかパンツをたたみまくる様子が存分に堪能できるのかと前のめりになってしまったのですが、ランドロイドはむしろお洒落なインテリアの一部という印象でした。


世界初の全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」予約開始8
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前面のパネルにはホワイト、ブラックのガラス、もしくはピュアミラーかダークミラーを選ぶことができ、側面はホワイトウォッシュ、ウォルナット、シルバーハート(かっこいい)、ローズウッドの本物の木材パネルもしくはマットホワイトかマットブラックのパネルを使います。引き出しの取っ手やダイヤルはブラウン、ブラック、ホワイトのレザーです。つまり、お洒落な家によく馴染みます。というかこんなのお洒落な家にしか馴染みません。185万円(想定価格)だし。

ここまで読んで「洗濯物くらい自分でたためや!」って思いませんでした? わたしは思っていました。でも、セブンドリーマーズ代表取締役社長の阪根信一さんは、ランドロイドの高い価格について尋ねられたとき、こう言っていたんです。

「何年後になるかはわかりませんが、食器洗い機のような感覚で買っていただけることを目指します」

食器洗い乾燥機が登場した当初、同じように「食器くらい自分で洗え!」と思った人は多いでしょう。でも今や食器洗い乾燥機は全国平均30%くらいの家庭が使っているそうです(2014年5月のパナソニックと三菱総研の調査)。もっと遡って、洗濯機と炊飯器は新生活を始める人がほぼ必ず最初に買う家電ですが、いつまでも人類が洗濯板や鍋を使い続けていたら生まれなかったかもしれません。

こういったイノベーションたちのおかげで、現在の私たちは洗濯機を回している間に本が読めるし、炊飯器が米を炊いてくれている間にゲームができます。たぶんこのランドロイドも(今は見た目も値段も高級住宅専用インテリア家電って感じですが)、いつかは「ちょっとした手間」から人を解放して、もっと自由に生きられる時間を生み出してくれるような気がします。

ゆくゆくは「洗濯物を自分でたたんでたなんて、面倒くさいことしてたなあ」と思う日が来る…かもしれませんね。


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source: laundroid, airCloset, Cerevo 1, 2, PRTIMES

(斎藤真琴)