アメリカで5月最終月曜日はメモリアル・デー(戦没将兵記念追悼日)。兵役中に亡くなったアメリカ国民を追悼する日だけれど、ファーストドーターのイヴァンカ・トランプはその意味を理解していないと物議を醸している。今年のメモリアル・デー、5月29日の前日にイヴァンカ・トランプの名前を冠したブランドのツイッターアカウントに「メモリアル・デーにはアイスキャンディシャンパンを用意しましょう」というメッセージとともに自分のホームページへのリンクを投稿。

 

そこには「この日は夏の始まり」「ピクニックをしましょう」「バーベキューをもっと楽しむ方法は?」「シャンパンを注ぎましょう。ナイトキャップはアイスキャンディを添えたシャンパンで」とレジャーのためのアドバイスがずらり。これに怒るアメリカ国民が続出し、家族や親しい人を戦争で亡くしている人たちから反発の声が上がった。「違います。戦没者に敬意を表する日です」と冷静に指摘する人や「私の父はバカみたいなシャンパンとアイスキャンディのために戦争で目を失ったわけではない」と抗議する人も。

 

これを見たのか、イヴァンカは翌日に個人アカウントで「今日は私たちの自由を守るため兵役で命を落とした男性たち、女性たちを称える日です」とツイートして、挽回を試みた。とはいえ、ネット上には依然、イヴァンカに対する「悪気はないにしても、あなたは普通の人がどう暮らしているか知らないのね。悲しいことだわ」というコメントをはじめ、厳しい意見が多数書き込まれている。

5月24日 バチカンでローマ法王フランシスコ1世と対面したトランプ大統領一行

季節柄、メモリアル・デーにレジャーやバカンスを楽しむセレブが多いのは事実。でも、イヴァンカは政府の要職についている人物であり、今月はドナルド・トランプ大統領の初外遊にも同行していた。そんな彼女のブランドがピクニックを提案って……。イヴァンカはもう経営に直接関わっていないとはいえ、国民が怒るのも当然。

Photo: Getty Images Text: Yoko Nagasaka