30日、韓国・ニューシスによると、収賄などの罪に問われている韓国の前大統領・朴槿恵被告の裁判で、一時法廷が爆笑に包まれた。資料写真。

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2017年5月30日、韓国・ニューシスによると、収賄などの罪に問われている韓国の前大統領・朴槿恵(パク・クネ)被告の裁判で、一時法廷が爆笑に包まれた。

同日ソウル中央地裁で開かれた朴被告の4回目の公判では、韓国馬事会のイ・サンヨン元副会長に対する証人尋問が行われた。朴被告の長年の友人で同事件で逮捕・起訴された崔順実(チェ・スンシル)被告の娘、チョン・ユラ容疑者に対する不正支援への馬事会の介入について解明する目的だ。

笑いが起こったのは、崔被告の弁護人イ・ギョンジェ氏による反対尋問でのイ元副会長とのやりとり。イ弁護士が、昨年11月にイ元副会長に対し行われた検察の取り調べについて「捜査過程の確認書によると、午後7時50分に始まり翌日の午前4時10分に終わったとある。大変ではなかったか」と聞くと、イ証人は「つらかった」と返答。弁護人はこれを受けて「(証人の)年齢は70代だ。夜を明かして朝方に取り調べが終わった。つらい中で事実をありのままに答えたと言えるだろうか」と述べ、検察の捜査過程と、聴取で得られた内容の信頼性にも問題があると指摘した。

しかしこれに対するイ証人の返答がなかなかだった。夜間の取り調べについて同意・拒否のいずれもしていないとした上で、「担当の検事は何日も徹夜が続いた状態だった。むしろ自分より検事の方がふびんに見えた」と答えたのだ。これに傍聴席からは大きな笑いが起こり、イ弁護士は「ご年配の方らしい答え」と述べて次の質問に移ったという。

これを報じた記事に、韓国のネットユーザーからは「公判中に傍聴人が突発行動を起こしたら即時退場させなきゃ」との指摘や、「朴槿恵の公判はまるでお笑い番組を撮ってるみたいだね」とあきれる声、そして「やっぱりこの裁判を生中継で見たい!」といった声が寄せられている。

韓国の裁判所は、同事件の国民の関心が非常に高いことから、公判のテレビ中継を認めることの検討を始めているという。(翻訳・編集/吉金)