米海軍は2018年のリムパックに中国を招待した。2012年、リムパックに参加するため米真珠湾に到着したイージス艦「みょうこう」と砕氷艦「しらせ」(Kent Nishimura/AFP/GettyImages)

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 南シナ海での緊張が続いているにもかかわらず、米海軍は今月、ハワイで2018年開催予定の環太平洋合同演習(リムパック)に中国を招待したことを明かした。

 米国はかねてから、中国が軍用機を離着陸させることができる人工島を建造していることを非難してきた。米軍広報紙ストライプスによると、米国の一部の評論家は、中国がRIMPACに参加することは、南シナ海における積極的行動を抑制することを条件にしなければならないと主張している。

 中国が招待を受け入れれば、隔年で開催されるリムパックへの参加は3回連続となる。中国は前回2016年度の演習には、駆逐艦、フリゲート、潜水救助船、補給船、病院船の5隻が参加した。

 米海軍によると、2016年には日本を含む27カ国の40以上の船舶と潜水艦、200機の航空機、2万5000人の各国海軍関係者らが参加した。ロシアは2012年度以降は招待されていない。

 招待について、ホワイトハウスと米国防部は発表しておらず、2018年度の開催時期はまだ発表されていない。

 他の招待国は日本、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、コロンビア、デンマーク、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、マレーシア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、中国、ペルー、韓国、フィリピン、シンガポール、タイ、トンガ、英国。

 米国海軍が主催する世界最大の国際海事演習であるリムパックは、1971年に始まった。この訓練は、海洋安全保障と世界の海洋安全保障において海軍の協力関係をうながすものとされる。

(編集・甲斐 天海)