韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権で「陰の実力者」と呼ばれた国政介入事件の中心人物である崔順実(チェ・スンシル)被告の娘、チョン・ユラ容疑者(20)がデンマークから強制送還され、31日午後に韓国に到着する。現地時間の30日午後にオランダ・アムステルダムの空港から韓国行き大韓航空機に搭乗したチョン容疑者=30日、アムステルダム(聯合ニュース)
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【ソウル聯合ニュース】韓国前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件で、崔被告の娘のチョン・ユラ容疑者(20)がデンマークから強制送還され、31日午後に韓国の仁川国際空港に到着した。

 チョン容疑者は名門・梨花女子大への不正入学などの疑いで韓国の特別検察官チームに手配され、今年1月、デンマークで不法滞在の疑いで拘束されていた。地元裁判所が韓国への身柄引き渡しを命じ、同容疑者は控訴する意向を示していたが、これを断念したため送還が確定していた。韓国検察はこの日午前4時過ぎ、帰国便の航空機内でチョン容疑者を逮捕した。
 検察は不正入学などについて取り調べた上で、勾留請求をする方針だ。勾留されれば、崔被告一家が国外に財産を逃避させた疑惑や、乗馬訓練費などの名目でチョン容疑者側がサムスングループから受け取った資金などについても追及するようだ。
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は国政介入事件の捜査を検察の最重要懸案の一つととらえており、チョン容疑者の取り調べを機に検察が崔被告と朴被告に絡む疑惑の捜査を拡大するかどうかが注目される。チョン容疑者は両被告の関係を長い間そばで見てきたとされ、その供述により捜査が新たな局面を迎える可能性もある。
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