1人のミスは全員のミスとし、直接関係のない人物にまで罰を与える際、よく使われるのが「連帯責任」という言葉。

学校やクラブ活動などで「連帯責任」の名のもとに、「何で自分まで…」と理不尽な思いをした人も多いのでは?

連帯責任反対!

教師に臆することなく、この連帯責任に対し批判的な見方を示した11歳の少女に、称賛の声があがっている。

英グラスゴー近郊に住む、アヴァ・モリソン・ベルちゃんである。アヴァちゃんは先日、「教師に望むこと」というアンケートにこう回答した。

何もしていない生徒にとって不公平なので、集団罰はやめてほしい。

ともっともなご意見を提示。

持ち出したのはジュネーヴ条約

更に続く彼女の主張は、大人をうならせるものだった。

1949年に締結されたジュネーヴ条約でも、それは戦争犯罪とされています。

なんと、傷病者や捕虜の待遇改善を求める国際条約を持ち出して集団罰、つまり「連帯責任だから」と言って、一部のクラスメイトの粗相に対し、クラス全体がその罰を受けるのはいかがなものか、と疑問を提起しているのだ。

彼女が言及しているのは、広義でジュネーヴ条約とされる、1949年の戦争犠牲者保護条約のことと思われる。

条約では集団罰を禁止

ジュネーヴ諸条約(戦争犠牲者保護条約)の第4条約第33条では、紛争当事者による他国への、もしくは占領地域下にある人間への集団罰を禁止している。

日本では「連座」とも言われる集団罰は刑罰の1つで、罪を犯した本人のみならず、家族や、時に民族、国家全体にまで及んで罰を与えることをいう。

何もしていないのに不公平

身近な例では、体育会系の部活で1年生の誰かが練習をサボったとする。それを先輩に見つかり「はい、1年全員グラウンド〇周!」となる…アレである。

これが、何もしていない(つまり良い子にしている)他の子にとっては迷惑千万、不公平である、というのがアヴァちゃんの主張だ。

彼女の父親は娘のこの回答をTwitterに投稿。

娘はこの様な意見を学校に提出。叱るべきか、アイスを買ってやるべきか迷うところだ。

同ツイートには53万人を超える人が「いいね」し、リツイートも16万件を超えている。

賛成意見が続出

「好きなアイスを買ってあげるべきよ」「娘さんのおっしゃるとおり」「なんて思慮深い。問題解決能力に長けている」「アイスに1票!」「店ごと買ってあげて」等々、アヴァちゃんの肩を持つ意見が続出した。

ちなみに、Avaちゃんは先生のことを嫌っているわけでも、反抗的なわけでもない。パパによると、「娘は素晴らしい先生だと思っている。ただ、教育的公平性の観点から物申したかっただけ」だという。

そして、多くの賛成意見を受け、パパは娘にアイスを買ってあげたようだ。

皆さんのおっしゃるとおりに。