アフガニスタンの首都カブールで起きた自動車爆弾による攻撃の現場に展開した治安要員(2017年5月31日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新)アフガニスタンの首都カブール(Kabul)市内の在外公館が集まる地区で31日午前、車爆弾による大規模な爆発があり、同国政府によると少なくとも90人が死亡、400人が負傷した。日本の外務省によると、現地の日本大使館職員2人も軽傷を負った。

 犠牲者の大半は民間人とみられる。アフガン政府当局によると死傷者には多数の女性や子どもが含まれる。保健省の報道官は、死傷者数はさらに増加する恐れがあるとの見解を示している。

 内務省によると、同日午前8時30分(日本時間午後1時)ごろ、ザンバク広場(Zanbaq Square)で、爆発物を積んだ車両を自爆犯が起爆。50台超の車両が、損壊もしくは損傷した。

 また、日本大使館も爆発によって窓が割れる被害を受けた。日本の外務省はAFPの取材に対し、大使館の職員2人が軽い切り傷を負ったと述べた。

 現場には遺体が散乱し、巨大な煙が立ち上った。一帯は外国の大使館が集まる地区だが、標的は現時点では不明だ。

 目撃者らの話では、爆発後、現場周辺の道路は多数の自動車であふれかえった。負傷者やパニックに陥った女子生徒らが避難場所を求めたり、家族らの安否を心配した人々が必死に検問所を通り抜けようとしたりする姿も見られたという。

 これまでのところ犯行声明は出ていない。旧支配勢力タリバン(Taliban)は「春の攻勢」として攻撃を活発にさせているが、ツイッター(Twitter)上で関与を否定し、今回の攻撃を「強く非難」すると投稿した。

 一方、北大西洋条約機構(NATO)軍の車列を標的として少なくとも8人が死亡した今月3日の爆発を含め、カブールで起きた最近の攻撃ではイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行を認めている。
【翻訳編集】AFPBB News