発表されたばかりの最新スマホですが、あえて付属品中心でレビューしちゃいます。

2017年6月下旬以降発売予定の夏モデルとしてauから発表された『HTC U11』は、端末を握りこむことで操作する「エッジ・センス」や、「Googleアシスタント」をはじめとする音声コントロールへの対応の充実で注目されているHTCの新たなフラッグシップ端末です。



実は先日、グローバル版の実機に触れる機会があり、目玉機能をひと通り試用させてもらったのですが、個人的に特に印象に残ったのは付属の専用ノイズキャンセリング・ヘッドホンおよび、個々人の耳の構造や聞こえ方に合わせて音量や音域を最適化してくれるシステム「HTC Uソニック・ハイレゾ」でした。

「HTC Uソニック・ハイレゾ」専用ヘッドホンはUSB Type-C接続





『HTC U11』本体はイヤホンジャックを備えていないため、専用ヘッドホンはUSB Type-C端子で接続することになります。このあたりは『iPhone 7』シリーズ以降の流れとして納得ですね。もちろんUSB Type-Cからイヤホンジャックへの変換プラグは同梱されます。

ソナーのように耳の音響構造を解析





ヘッドホンを装着して「個人用オーディオスロフィールの作成」を実行すると、チューニングのための特殊な音波が発生、ノイズキャンセリングでも使われるヘッドホン側のマイクが反響音を拾うことで耳の構造を解析してくれるというわけです。



ちなみに上の折れ線が、筆者の聴覚プロファイル。このデータを元にして聴き取りにくい音域を持ち上げることで、ユーザーの聴覚に合わせた良質なサウンドを再生するのだそう。その仕組み上、「HTC Uソニック・ハイレゾ」がオフの状態に対して全体的な音の大きさは上がる傾向にあります。

非ハイレゾ音源やYouTubeにもプロファイルが適用される





「HTC Uソニック・ハイレゾ」のオン/オフを切り替えながらハイレゾ音源を視聴していると、音圧というより“音のまとまり感”が向上している印象を受けます。もちろん非ハイレゾの音源やYouTubeなどのネット動画にもプロファイルは適用されますし、特別な専用プレイヤーアプリが不要で、専用ヘッドホン越しに再生される音源すべてを自分だけのチューニングで楽しめるというのは嬉しいポイント。

また、端末に保存されていた他人のプロファイルと聴き比べてみたところ、ブーストされる音域に明確な違いがあることがわかりました。自分以外の設定だと音がバラバラに聞こえるイメージ。

本体内蔵のスピーカーとマイクもスグレモノ



「HTC Uソニック・ハイレゾ」は専用ヘッドホン接続時にのみ利用可能で、市販のヘッドホンや外部スピーカー出力時には無効となります。しかしながら、端末上部と下部にそれぞれスピーカーが設置されるステレオ仕様の「BoomSound Hi-Fiスピーカー」もなかなか迫力あるサウンド。また、端末の4方向にマイクが内蔵され、スマホ単体で360度の臨場感あるサラウンド録音が可能となっています。



専用ヘッドホンのみならず、内蔵スピーカーやマイクも高音質にこだわりのある端末として、日常から音楽に触れていたいユーザーにとっては有力な選択肢となりそうな『HTC U11』。話題の端末を握るインターフェース「エッジ・センス」あたりの使い勝手は賛否がわかれるかもしれませんが、専用ハイレゾプレイヤーを持ち運ぶよりずっと身軽に、いつでもどこでもいい音を楽しむことができそうです。

取材・撮影・文/ワタナベダイスケ(編集部)

※ 撮影に用いた端末はグローバル仕様であり、日本国内で発売される製品とは一部外観、画面表示ともに異なるものであることをご了承ください。

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HTC U11(HTC 日本)