鎌倉で「絶対行きたいパン屋」はココ!鎌倉駅から徒歩20分圏内のオススメ5店

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都心から近くプチトリップな気分も味わえる古都・鎌倉。これからの季節、新緑、紫陽花など見ながら散歩するのに最適。ぶらり散歩がてら寄って頂きたいのが、今回紹介するパン屋さん。

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実は古都・鎌倉は知る人ぞ知るパン屋さん激戦区。鎌倉駅から徒歩20分圏内には、パン好きなら知らない人はいないふすま入りの「キビヤベーカリー」や、パリのエスプリを感じる「モン・ペシェ・ミニョン」、また、はす向かいには種類豊富なドイツ系のパンが揃っている「ベルグフェルド」があったりと、一つとして同じような雰囲気のパン屋さんがないのだ。

もちろん、鎌倉なので絶対訪れたい歴史的建造物も多い。今回はその中から厳選した5つのパン屋さんと近隣のオススメスポットを合わせてご紹介させて頂きます。

モン・ペシェ・ミニョン

まず紹介したいのが、「モン・ペシェ・ミニョン」。

こちらは「ビゴの店」で有名なフランスの巨匠・フィリップ・ビゴの元で修行を積まれた藤森二郎シェフがのれんわけを認められオープンしたビゴ東京の5号店。

鎌倉駅東口をでて若宮大路を左に進んでいくと鶴岡八幡宮がある。さらに荏柄天神社方面に歩いていくと「岐れ道」なる交差点があるのでそれが目印。

2階建てのウッディ―な建物でお店の前には8台とめられる駐車場があるので、車で来た時も安心。1階にはバゲット、食パンなどデイリーに頂きたいパンの他に惣菜系のパンが充実している。

また、チーズやオリーブ、ハムなども種類多く販売されていて、近所に住んでいたら毎日通ってしまいそう。2階はイートインスペースになっており、1階で購入したパンを食べることができる。

鎌倉は神社仏閣は多いのだけれど、公園などテイクアウトしてゆっくり食べることができるスペースがあまりないので、イートインスペースがあるお店ではそちらで頂いてしまった方が、その後ゆっくり散歩ができていいかと。

お店の代名詞ともいうべきバゲットは焼き上がり時間が書かれているので、その時間にあわせていくのもオススメです。

モン・ペシェ・ミニョン
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下4-3-17
営業:7:00〜19:00
定休日:月曜日

ベルグフェルド

モン・ペシェ・ミニョンの道路を挟んだ向かい側にあるドイツパンのお店「ベルグフェルド」。

30歳をすぎてからパン屋さんになることを決意した初代社長の山田氏が、神戸にて第一次世界大戦前のドイツパン製法を習得し、1980年9月にオープン。

向かって左側でテイクアウトのパンが販売されていて、手前がカフェ。購入したパンをカフェでも食べることができます(カフェメニューを頼まずにそれができるかは確認できていません)。ただ、お店は中では繋がっていないので、カフェで食べる場合はその旨、店員さんに伝えます。

これは鎌倉という地域的なものもあるのかもしれないのですが、店内の客層をみると地元なのかな?と思う方が多い。地元の方に愛されているパン屋さんという印象。

頂いたのはベルグサンド。ライ麦パンとボロナソーセージ、胚芽パンとツナサラダ、ホットドッグの3種類がワンプレートに。それにドリンクとスープ、ピクルスがついたセット。いろんな種類を少しづつ食べたい!という方にはこのようなセットがオススメです。

さて、ここまで来たら是非足をのばして頂きたいのが、源頼朝の墓。頼朝以外にも島津忠久、大江広元、北条義時の墓なども近くにあり、ここがかつては都だったのだなと感じさせてくれる場所。

ベルグフェルド
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下3-9-24
営業:9:00〜18:30
定休日:火曜・第三月曜

キビヤベーカリー

場所を西口に移動し、御成通りを100mくらい歩いたあたりにネコの看板の「キビヤベーカリー」がある。

ここは国産小麦と全粒粉やライ麦の生地、ふすま入りのパンが有名。ちなみに、「ふすま」とは小麦の外皮の部分のことをいい、お米もそうなのだけれど、外皮の部分にこそ栄養価がたくさんあり、糖質やカロリーが抑えられるだけでなく、食物繊維が豊富。

そうは言っても、美味しくなければね……という人が多いと思うのだけれど、ここキビヤベーカリーのパンはギュッと噛みごたえがあり、小麦粉だけでは味わうことができない深い味わい。噛み応えがあるからこそ、ゆっくり、粉自体の旨みを楽しめるのであります。マニアが非常に好きなパンかと。

惣菜系や菓子パン系とあるのですが、どれにしようか迷ったら、とりあえず「あんぱん」か「チョコパン」がオススメです。

さて、西口の名所といえば、銭洗弁天。鎌倉駅から徒歩で30分くらいかかるので、夏の暑い日は厳しいけれど、のんびり散歩がてらいくには緑豊かで最適な場所。

洞窟のようなトンネルのようなところを抜けると弁財天があり、ここで湧き出る水は鎌倉五名水の一つにも選ばれていて、この水でお金を清めると金運上昇のご利益があるそう。凛とした空気にいつも心洗われる気がします。

そして、また鎌倉駅に向かうと、道すがらにスターバックスがあります。ここは「ふくちゃん」で知られる漫画家・横山隆一氏の自宅跡地に建てられ、ふくちゃんの原画が飾ってあるということもあるのですが、なんと!プールがあるんですよ。もちろん泳ぐことはできませんが、なかなか珍しく、店内も落ち着いた雰囲気なので散歩の休憩として涼むには最適。

キビヤベーカリー
住所:神奈川県鎌倉市御成町 5-34
営業:10:00〜18:00
定休日:水曜日

パラダイスアレイブレッドカンパニー

さて、またまた東口のパン屋さんに戻りますが、鎌倉駅は駅の中を通らずとも西口と東口の行き来ができる地下道があるので、そちらを利用。東口の駅前から今度は鶴岡八幡宮とは逆の方向、鎌倉中央食品市場を目指します。

通称、レンバイと呼ばれており、鎌倉の新鮮な野菜が販売されています。こちらの野菜を購入したくてわざわざ遠方から来る方も多いとか。そんなレンバイの一角に、「パラダイスアレイブレッドカンパニー」はあります。

大きなフォカッチャや鎌倉野菜を使ったピザなど。ちょっと珍しいのは、ほぼすべてのパンにステンシルが施されているということ。パンは対面販売なのだけれど、店内にイートインスペースがあり、平日は9時〜、週末は7時30分〜オープンしているのですが、たくさんの種類のパンの中から選びたい!ということなら、11時前後に行くことをオススメします。

パラダイスアレイブレッドカンパニー
住所:神奈川県鎌倉市小町1-13-10
営業:平日 9:00〜19:00 土日 7:30〜19:30
定休日:不定休

mbs46.7

「パラダイスアレイブレッドカンパニー」を出て、さらに進むとWalk大町エリアに突き当たります。自家製天然酵母とてごねにこだわったこちらのお店「mbs46.7」はスタンドというか、対面スタイル。店主の岸本さんがとってもフレンドリーなので、パンの質問しがてら世間話なども(笑)

全体的に小ぶりなパンが多く、焼き色濃く、香ばしく優しい甘みのあるパンが特徴的。ベトナムのソウルフードであるバインミーもあり、こちらで使われているチャーシューは近所のお肉屋さんに特別に作ってもらっていたりするそう。

特にイートインスペースはないのだけれど、お店の前には3名くらい座れるテラス席があり、お店でドリンクも販売されいるので、晴れた日はそちらで食べることをオススメします。

mbs46.7
住所:神奈川県鎌倉市大町1-1-13 Walk大町
営業:11:00〜18:00
定休日:月曜日・火曜日

今回は、鎌倉駅から徒歩20分圏内の、絶対行くべきパン屋さんを5店ご紹介しましたが、江ノ電沿線にも、鎌倉から逗子方面のバスルート沿線にもオススメしたいお店が本当にたくさんあります。ですので、鎌倉エリアはシリーズ化して書いてみようかと(笑)

歴史的建造物はもちろん、海もあったりと、近くにありながらちょっとした旅行気分も味わえるので、是非ぶらり行ってみてください!