THAAD発射台が秘密裏に追加搬入されていたことが明らかになり、大きな波紋が広がっている(イメージ)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の発射台4基が秘密裏に韓国国内に追加搬入されていた問題を巡り、韓国青瓦台(大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が先週末、国防部の韓民求(ハン・ミング)長官に事実関係を確認したが、韓長官から確認を取れなかったことが明らかになった。このため、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が韓長官に電話をかけ、事実関係を確認したという。

 同問題を巡る真相調査で明らかになったと青瓦台関係者が31日、伝えた。
 青瓦台は国防部が新政権への業務報告でTHAADの追加搬入を故意に隠蔽(いんぺい)した可能性があるとして、韓長官らの軍幹部を対象に調査を実施する方針という。
 文政権で事実上の政権引き継ぎ委員会の役割を果たす「国政企画諮問委員会」は25日に行われた国防部による業務報告で、3月6日にTHAADの発射台2基を搬入し、4月26日に配備用地に設置したとの報告はあったが、発射台4基の追加搬入については報告がなかったとしている。
 青瓦台は26日、THAAD担当の軍幹部が安保室に行った追加報告でTHAAD発射台が追加搬入されていたことを初めて確認した。
 追加搬入の時期について、青瓦台高官は「新政権発足前と認識している」と述べた。
 文大統領は「極めて衝撃的」として、追加搬入の経緯や決定者、報告漏れの背景などの調査を指示しており、波紋が広がりそうだ。
kimchiboxs@yna.co.kr