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image: 小暮ひさのり


遊んでそうな見た目だけど、実はしっかりしたヤツ。

と言えばいいでしょうか。手に馴染むフォルム、シンプルなデザイン、多種多様なカバーに着せ替えできるCORE構造、そしてSIMフリー。トリニティが発売した「NuAns Neo」はシェア的にはニッチなWindowsスマホながらギークな人々からの注目を集めました

そしてこの6月、新たなNuAns Neoが登場します。「NuAns NEO [Reloaded]」です。


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既存のモデルと大きなデザイン変更はなく、サイズもほぼ一緒の141×74×11mmで約150g。

しかし、中身は大きく変わりました。CPUがSnapdragon 625になったり、RAMが3GBになったり、ストレージは32GBだったり、画面がシャープ製の5.2インチフルHDだったり、カメラには13MPのソニー製センサーを搭載したりといった基本スペックの向上(詳しいスペックはこちらをどうぞ)もそうですが、最も大きな変更は、Android OS(Android 7.1)の搭載。そう、NuAns NEO [Reloaded]はAndroidスマホです。

最新のAndroid 7.1を搭載しながらも、メーカー独自UIは搭載せずほぼ素のままのAndroid OSとなっています。端末の構造やサイズ感、搭載されているテクノロジーに関しては、「どうなってんだこれ!?」といった驚きはありませんが、使いやすさといった観点から見ると、高いレベルで洗練されていると感じさせられました。


多種多様な着せ替えパネルから、「自分の色」探し出そう


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製品を手にしてまず目を引くのは、やはりCORE構造による着せ替えです。

着せ替え用のカバーはトップとボトムとでそれぞれ独立しており、カラーバリエーションは多彩。また、デニムやストーン、天然木、ウルトラスウェード、コルクなど、これまでスマホの構成素材としては存在しなかったようなユニークな素材もラインナップに加わりました。これがまた手触りが良いんです。


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今回はトップにストーン、ボトムにコルクの組み合わせで利用しています。どちらも天然素材(プラスチックカバーの上にコーティングされてます)の風合いがあり、手触り優しくグリップも上々。カバーの組み合わせは600通り以上あり、所持満足度を上げてくれる要素です。みんながみんな同じ見た目じゃあ……つまんないですしね!

本体の厚みは11mm。最近の薄型スマホと比べるとやや厚みは感じるサイズではあります。このあたりはホールド感とのトレードオフですね。こちらは着せ替えというCORE構造のメリットに加え、使いやすいスマホであることといったコンセプトを強く感じさせられました。薄いのももちろん魅力なのですが、こういったシッカリと持ちやすいサイズ感というのもまた良い路線なのではないでしょうか。なお、今回は触っていませんが、手帳型のFLIPケースもありますよ。


今の時代に求められる機能と仕様はしっかりとフォロー


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最新スマホのトレンドに沿って指紋センサーも搭載されています。認識能力も高く、本当に添えるだけでスッ…とロックが解除されるので、これはマストでしょう! 操作前にパターン入力したり、PINを入力するのって面倒ですしね。


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底面にはUSB-Cコネクタ、イヤホンジャック、スピーカーが備わってます。付属するUSB-Cケーブルは、片側がUSB-Aなのが分かってる感あって好き。Quick Charge 3.0での高速充電にも対応していますよ。

バッテリーは3,450mAhで、スペック上は連続通話時間30時間、最大待ち受け時間は565時間。テザリングを長時間利用して、オフにせずにそのまま寝る(忘れてた)といったバッテリー泣かせもしましたが、朝になってもバッテリーがまだ15%ほど残っていたので、実測でもかなり長時間利用できるものだと思われます。


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個人的に「やるじゃんトリニティ」と思ったのが、SIMに関しての仕様です。SIMフリーで、3キャリア対応。格安SIMでも広く利用できるといった対応バンドの幅広さもそうなのですが、SIMスロットにmicroーnano変換アダプタが標準でセットされていたところ。最近はnanoSIM優勢で、手持ちのSIMも全てnanoSIMだったため、非常に助かりました。

SIMトレイとmicroSDカードスロットは、ゴムカバーで防水されています。防塵防滴規格はIP54と、生活防水レベルは確保されています。また、カードが1枚入るカードスロットがあるので、クレジットカードや免許証などを閉まっておくと便利かも。

試用機のOSはAndroid 7.1.1。トリニティではAndroid OSのアップデートに関しても対応していくと述べています。また、高音質な音声用コーデック「aptX/aptX HD」にアップデートで対応する予定があることも公表されました。こういった高みを目指す姿勢はステキですね。


SIMフリー機ながら「おサイフケータイ」に対応!


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そうそう! 忘れちゃいけないのが「おサイフケータイ」への対応。国内で使うならこちらも欲しい機能ですよね!

NuAns NEO [Reloaded]はキャリアへの納入実績のないメーカーとしては、初のおサイフケータイ対応端末。モバイルSuicaやモバイルスターバックスカードといったおサイフケータイ機能を使ってみましたが、試用端末でもバッチリ利用できましたよ。


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物理的なサイフを持ち歩かなくてもよいという手軽さは一度味わうと離れられませんね。個人的には、今後おサイフケータイ機能のないスマホは選べないと思うほど依存しまくっている機能です。現状でも「SIMフリー機」で「おサイフケータイ対応」といった端末はいくつかあるのですが、そこに新たな選択肢が加わることになり、SIMフリー市場がさらに活性化するのではないでしょうか。


NuAns NEO [Reloaded]はどういった人が使うべき?


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Androidスマホ市場には、さまざまなメーカーが参入しており、Googleが提供しているAndroid OSに対してメーカー独自のカスタマイズやチューニングが施されています。ユーザーとしては、そういった独自UIに助けられているシーンもありますが、逆に「余計なものは要らない!シンプルなスッピンのGoogleインターフェイスが欲しい!」といったニーズも一定数あることも確かです。

余分なものは削ぎ落としつつも、

・メインスマホとして使うなら、おサイフケータイは必須だよね!
・防水機能もあるべきだよね?
・SIMフリーの方が便利じゃん?

など、現代のスマホの使われ方や、ユーザーニーズを的確に理解して、詰め込んだものがNuAns NEO [Reloaded]。特徴的なデザインが魅力のひとつですが、その見た目に反して実は堅実な作りのバランス型ファイターだと言えるでしょう。

格安SIMとの相性も良いため、国内でSIMフリーかつ利便性の高い端末が欲しいとなると、自然と検討対象として入ってくる1台であるはずです。事実、一部のMVNOではセット端末として販売されるようですよ。

公式ストアでの価格はカバーの組み合わせによって変化しますが、今回レビューしたトップがストーン、ボトムがコルクといったパターンの場合で、4万9407円+税(メーカー公式価格)。発売日は予定していた5月を少し過ぎた6月上旬とアナウンスされています。

デザインを自由に選べる遊び心もステキですし、作りは堅実ですし、便利な機能も搭載。……イイですねこれ! 発売が本当に楽しみな1台です。


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source: NuAns NEO [Reloaded], Trinity Weblog [TriLog]

(小暮ひさのり)