ケンカするほど仲がいいという言葉通り、子どもはケンカをしても次の日には仲直りし、仲よく遊ぶ光景が見られます。
しかし、ケンカして最終的に仲直りをするにしても、ぜったいにしてはいけないことがあります。それはたたいてしまうことです。今回はこのような悩みを持つ3人のママの意見とともに解決法をお伝えしていきます。

子どもがたたいてしまった経験を持つ3人のママの声と解決法

上の子が下の子をたたいてしまう

「上の子が下の子をたたいてしまうのですが、主人に相談しても男の子はそんなもんだと言われてしまいます」(5歳・2歳男の子ママ・Nさん)

▽ 男の子、女の子にかかわらず、たたいてしまうなどの暴力はぜったいにダメです。しかし、上の子が下の子を泣かせてしまうのはママに対する「構ってほしい」というメッセージであることも多いのです。日ごろ下の子ばかり手をかけ、上の子はなんでもできるからと構っていなかったりしませんか? また、兄弟ゲンカは「兄がせっかく作ったブロックを弟が壊してしまった」などのシーンに多いため、そうなる前にママがあいだに入り、下の子に「お兄ちゃんが作っているから壊しちゃだめよ」と止めて、それでも壊してしまったら上の子に「ごめんね、ママと一緒に作り直そうね」と声がけし、ケンカになるシーンを減らしていくことが大切です。

すぐに手が出てしまう

「公園で遊んでいると、ケンカになってすぐお友だちを押したり手が出てしまうので心配です」(3歳女の子ママ・Yさん)

▽ 手を出してしまったら、あとからしかるのではなくその場でしかることが大切です。そのときに、なぜ押したりたたいてしまったのか直接お子さんにききましょう。たとえば「◯◯ちゃんが私のおもちゃをとった」など、自分の子どもが悪くない場合でも、「そうだったんだね、ビックリしちゃったね」とお子さんの気持ちを受け止めたのち、押されたらどんな気持ちになるか、たたかれたらどんな気持ちになるかを伝えましょう。
「ダメでしょ!」と頭ごなしにしかるのはぜったいにダメです。なぜなら、多くの場合手が出てしまうということは、それに相当する理由があるからです。

子どもにきいても教えてくれない

「幼稚園の先生から『お友だちをたたいて泣かせてしまった』と連絡が入りました。私も実際にその場面を見ていないので怒り方がわからないのと、子どもにきいても教えてくれず困っています」(4歳男の子ママ・Uさん)

▽ 4歳になると、たたかれたら相手は痛い思いをするというイメージは伝え続けることで理解してくれます。お子さんにきいても教えてくれない場合、たたいたことにはきっと原因があるので「幼稚園で悲しいことがあったのかな? 頑張ったね、でもたたくのはよくないよね?」とお子さんの行動を認めつつ、「暴力はぜったいにダメ」としっかりと教えなければいけません。それを伝えずにいると「強い子は弱い子をたたいてもいい」「こうされたらたたいてもいい」と間違った覚え方をしてしまいます。

まとめ

たたいた・たたかれた、どちらの側でも悲しい思いをします。まだ自我を優先させて衝動的に手が出てしまうお子さんも少なくありません。だからこそ、たたかれたらどんな気持ちになるのかを教え続けることが大切だと思います。