錦織圭、全仏オープン初戦突破

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■全仏オープン初戦の試合展開

 30日、テニスの全仏オープン1回戦が行われ、錦織圭はオーストラリアのタナシ・コッキナキスと対戦。世界ランクは200位にも入ってないコッキナキスに対し、錦織が圧勝するという予想が一般的だったが、195センチもあるのサーブは要注意で油断できない相手だった。

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 最近の大会では精彩を欠く錦織は1セット目の第3ゲーム、いきなりブレイクを許し苦しい立ち上がりとなった。その後お互いサービスをキープする展開となり第1セットはサービスを全てキープしたコッキナキスがとった。

 2セット目に錦織はギアを上げた。第3ゲームまでお互いサービスをキープした。第4ゲームでこの試合初めてコッキナキスからブレイクを奪うと、その後自分のサービスは全てキープした。相手のサービスもブレイクし、ゲームカウント6-1で取った。

 3セット目は、2ゲーム目にブレイクを許し、一時ゲームカウント0-3とリードを広げられた。しかし、4、5、6ゲームと3ゲーム連取し、3-3に戻すと終盤で突き放しゲームカウント6-4で取った。

 4セット目。第5ゲームで錦織がブレイクを奪うとその後はリードを保つ展開で最終局面へ。第10ゲーム、錦織はサービスゲームをキープしゲームセット。最終的に4-6、6-1、6-4、6-4でコッキナキスを下し2回戦へコマを進めた。

■終わってみれば圧勝

 リザルトだけ見れば2セット目から調子を戻し貫録勝ちをしたと言えるが、相手が世界ランク200位より下ということを考慮すればもう少し楽に勝ってほしかった。試合を通してみたら「危なかった」と思った人は少なくなかったように思える。

 とはいえ、この試合の錦織はそこまでよかったと言えない状態でしっかり勝ち切ったことは大きい。第8シードでベスト16は当たり前というような状況だが、この試合の課題を見つめなおし、立て直さないと今後勝つことは厳しくなってくるだろう。

■優勝するには6勝が必要

 シード勢が順当に勝ち進んだ場合、準々決勝で世界ランク1位のアンディ・マレーと、準決勝でワウリンカと、そして決勝でジョコビッチと対戦することになる。後先考えずにやると最後まで持たないし、後のことを考えすぎると早い段階で躓いてしまう。とにかく常にベストコンディションで試合を行うために序盤はストレート勝ちが求められる。

 内容はさることながらいかに省エネしながら勝ち進めるかも重要になってくる。そのためには、1回戦のような試合ではなく、できるところは全てストレート勝を意識し、省エネかつ堅実に勝ち進んでほしい。