「サムライの決闘」…スペイン初の日本人対決へ 柴崎と鈴木が激突、「歴史的」と現地紙も注目

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4日、テネリフェ柴崎とタラゴナ鈴木が対戦 現地紙も対決ムードを煽る

 リーガ・エスパニョーラ2部が終盤戦を迎えるなか、第41節にMF柴崎岳が所属するテネリフェとDF鈴木大輔が所属するタラゴナの“スペイン初の日本人対決”が実現する。

 テネリフェの地元紙「デポルプレス」では「サムライの決闘」として特集されている。

 4日にテネリフェの本拠地エリオドーソで行われる一戦は、テネリフェが昇格プレーオフ圏内を確保するための一戦となるのと同時に「別の次元で反響をもたらすはずだ」と記されている。その理由は柴崎と鈴木という日本人選手が直接対決するからだ。

 同紙は「日本ではテネリフェとタナゴナの対決は歴史的なものとなり、大きな関心を持たれている。(スペインの)首都圏に在住している日本人ジャーナリストも、ガク・シバサキの好調ぶりを受けて、さらに多くの人数が駆けつけると予想される」としている。

 同氏は柴崎が前節アルコルコン戦でスペイン移籍後初ゴールを決めたことに触れる一方、鈴木が33試合に出場、スターティングメンバーとして31試合に出場しているなど、主力として定着していることを指摘。また「イタリアやドイツなどのリーグでは日本人同士の対決は行われているが、スペイン1部、2部を通じて直接対決することは初めてだろう」と対決ムードをあおっている。

 今季リーガ1部ではセビージャ所属時の清武弘嗣とエイバル所属の乾貴士の直接対決が実現するかと見られたが、叶わなかった経緯がある。2部とはいえ柴崎と鈴木のマッチアップが実現すれば、日本とスペインともに大きな注目を集めそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images