岡田将生、木村文乃W主演『伊藤くん A to E』公開決定 岡田「撮影中はクズで終わりたい」

写真拡大

 岡田将生、木村文乃が初共演にして、W主演を務める映画『伊藤くん A to E』が、来年初春より公開されることが決定。あわせて、コメントが公開された。

参考:岡田将生はなぜ“嫌なヤツ”を演じるのか? 若手演出家が『小さな巨人』の芝居を読む

柚木麻子『伊藤くん A to E』(幻冬舎文庫) 本作は、『ランチのアッコちゃん』の柚木麻子による同名人気小説を『ストロボ・エッジ』『さよなら歌舞伎町』の廣木隆一監督が実写化した恋愛ミステリー。容姿端麗だが、自意識過剰で無神経すぎる“痛男”伊藤誠二郎が、“A〜E”の女たちを振り回していく模様を描く。

 岡田が演じるのは、主人公・伊藤誠二郎役。イケメンなのに全く共感できない役のため「演じられるのは彼しかいない」と、廣木監督が白羽の矢を立てた。一方、“伊藤”の存在に迫っていく崖っぷちの脚本家・矢崎莉桜役を木村が演じる。莉桜は、プライドが高く、腹の奥で毒を吐きまくり、他人の不幸を利用してまで返り咲こうとする崖っぷちの“毒女”。好感度最低の“痛男・伊藤”に立ち向かう存在でもあり、「これまでのイメージとギャップのある、腹黒くしたたかな木村文乃が見たい」という廣木監督の願いで、今回のキャスティングが実現したとのこと。

■コメント一覧・岡田将生(伊藤誠二郎役)原作を読んでいたので、伊藤くんをやらせてもらえるのはとてもうれしかったです。そして、また廣木監督とやれることが幸せだなぁと思いました。伊藤には共感などは一切できず反感しかなかったです。それでも目が離せなくなり夢中に読んでしまいました。一言で言うとクズみたいな男ですね。本当にモンスターだなぁと思ってます。今まで培ってきたものを全て集約させて伊藤くんと心中する覚悟で臨みたいと思ってます。崩壊していていく様がとても重要だと思ってるので、とことん、矢崎莉桜と対峙していこうと思ってます。木村さんには一度もお会いしたことがないのですが、いつかご一緒したいと思っていたのでうれしいです。撮影中はクズで終わりたいと思ってます。

・木村文乃(矢崎莉桜役)コメント廣木監督とまたお仕事出来ることが楽しみです。こんなにもリアルで、痛くて、知りたくなかった「女であること」、を思い知らされる作品はほかにはないと感じました。矢崎莉桜という、右に左に揺れる女性たちの実は一番の理解者で、去る者は追わないけど来る者も拒まない、傷つけている様で傷ついている独特の立ち位置の加減を上手く作り上げていけたらと思っています。伊藤くんは誰の中にもある、乗り越えるべきモノゴトを擬人化した姿なんだろうなと思っています。岡田将生さんとは初共演ですが忘れられない作品になれるように日々を積み重ねて行きたいです。

・廣木隆一(監督)コメント女性の恋愛観だけではなく友情など本音トーク的な小説に惹かれ、恋愛で成長して行く女性達を描きたいと思いました。岡田くんは最近役の幅がどんどん広がっていくようで、どんな芝居をしてくれるのか楽しみです。木村さんには、本音なのか演技なのか、自然に大人の女性の内面をうまく出してくれたら面白いものになると期待しています。都会で暮らす女性の普段は口に出来ない会話のやり取りだったりで、少しでも女性の本音に迫れたらいいと思ってます。

・柚木麻子(原作者)コメント映画化のお話をうかがったとき、とてもうれしかったです。とはいえ、こんな最低男の話を誰が実写で見たがるんだろうか、という不安はあったのですが、岡田さんだったら、伊藤くんを演じても、憎々しさの中に品と説得力を持たせることができると思います。木村さんのような完璧な女性が、だらしない矢崎をどう演じてくれるのか? ワクワクしています。最低男を通じて連帯する女の子たちを描こうとした物語です。最高のキャストでの自作初映画化、こころから感謝します。

(リアルサウンド編集部)