中国では「日系車は安全性に劣る」というデマが存在する。こうしたデマは、「日系車はボディに使用される鋼板が薄い」という主張や、バンパー内部に設置される「リインホースメント」がないという主張が根拠として挙げられることが多い。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では「日系車は安全性に劣る」というデマが存在する。こうしたデマは、「日系車はボディに使用される鋼板が薄い」という主張や、バンパー内部に設置される「リインホースメント」がないという主張が根拠として挙げられることが多い。

 だが、中国メディアの今日頭条は29日、中国で販売されている日系車を分解したうえでの見解として、日系車の安全性をめぐるデマはやはりデマに過ぎず、むしろ「精巧な作りに感動を覚えた」と伝えている。

 記事は、中国で販売されているホンダ・フィットを分解したという中国人の見解として、「もともと自分はフィットが好きだったが、分解してみて感動を覚えざるを得なかった」と紹介。なぜなら、中国で言われることの多い「リインホースメント」がしっかりと設置されていて、緩衝材も設置されているなど、フロント部分の安全性に配慮が感じられたためだと論じた。

 さらに、ルーフやリア部の安全構造についても、「同じ価格帯の車に比べ、フィットは安全性に配慮された構造となっていた」と伝えつつ、複数の写真を掲載しつつ、その主張の証拠とした。

 この記事に対し、中国のネットユーザーからは「自分が2004年に買ったフィットはまだ現役で走ってるぞ。中国車だったらもうとっくにダメになってる」、「省エネでトラブルも少なく、街中で乗るなら日系車が一番だ」など、日系車を高く評価する声が多く寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)