1回戦、豪州の長身21歳を3-1で下す…右手首痛から復活へ第一関門突破

 テニスの全仏オープンは3日目の30日、男子シングルス1回戦に世界ランキング9位の日本のエース・錦織圭(日清食品)が登場。196センチの長身、タナシ・コッキナキス(オーストラリア)を4-6、6-1、6-4、6-4の逆転で下し、3年連続初戦突破を決めた。

 錦織が序盤は苦しみながら、最後は格の違いを見せつけ、2回戦に駒を進めた。

 オレンジのはちまきを巻き、ローラン・ギャロスの赤土に立った27歳。相手はノーシードながら将来有望なコッキナキス。長身を生かした力強いショットを繰り出す21歳の新鋭だ。

 第1セット。互いにキープして迎えた第3ゲーム、サービスの錦織はダブルフォルトなどミスが出て、ブレークを許した。その後、相手のサービスを奪うことができず、4-6で落とした。

 しかし、第2セットに入ると、錦織が勢いを取り戻した。2-1で迎えた第4ゲーム、相手に出たミスを見逃さずに畳みかけ、初のブレーク。一気の5ゲーム連続奪取で6-1とものにした。

 第3セット。第2ゲームでは反対に錦織にダブルフォルトなどミスが目立ち、ブレークを許した。一度は0-3とされたが、第5ゲームでブレークし返した。4-4で迎えた第9ゲームで再びブレークし、このセットは6-4で連取した。

 第4セットは2-2の第5ゲームで錦織がブレーク。そのままリズム良く、6-4で試合を決めた。

 錦織は3月のマイアミ・オープンで痛めた右手首の影響で、4月のバルセロナ・オープンを欠場するなど苦しみ、1か月半離脱。実に2年9か月ぶりにトップ8陥落した。それでも、試合勘を取り戻すべく、大会直前のジュネーブオープンに緊急参戦。必死にコンディション作りに励んできた。

 復活アピールへ、絶好の舞台となる全仏オープン。錦織がまずは第一関門を突破した。