正しいおやつはダイエットの味方?「ヘルシースナッキング」とは
最近話題になっている“ヘルシースナッキング”をご存知ですか? 栄養価の高いおやつを適度にとることで、ダイエットにも効果が期待できると注目を集めています。
今回は“ヘルシースナッキング”の魅力を、管理栄養士でPMSカウンセラーの筆者がご紹介します。
ヘルシースナッキングって?“ヘルシースナッキング”とは、ほどよく間食して、ドカ食いや極度な空腹状態を避けるという食習慣の考え方で、美容と健康のためにアメリカのセレブが実践していると注目を集めました。
実践するときのポイントは、“食物繊維とたんぱく質が含まれるものを、14時〜15時のタイミングで200kcal程度とる”こと。その内容としては、血糖値の急上昇を抑え、満腹感を夕食まで長く継続するためにも、食物繊維は5g、たんぱく質は3g以上含まれるものがおすすめです。
14〜15時は脂肪を蓄積しにくいタイミングとされており、200kcalというのは、厚生労働省と農林水産省で推奨している“適度なおやつのライン”でもあります。
実際に何を食べたらいいの?https://www.shutterstock.com/
高カカオチョコレートはたんぱく質も食物繊維も多く含みます。200kcal以内で食物繊維5g、たんぱく質3g以上を基準に商品の裏などに表記してある“主要栄養成分”をチェックして、量を調整してみてください。
ほかにも、たんぱく質を多く含むヨーグルトやチーズ、スルメイカなどに、食物繊維を多く含むナッツ類や果物を組み合わせるのもいいでしょう。
手軽に摂りたい方は“ヘルシースナッキング”としての商品も最近増えていますので、コンビニやスーパーでチェックしてみてください。購入する際はできるだけ原材料がシンプルなものがよいですよ。
PMSにもおすすめな理由と、PMSにNGなおやつとは“ヘルシースナッキング”は血糖値を急上昇させにくいことから、イライラ対策によいと言われています。そのため、生理前にイライラしやすいPMSの方にもおすすめだと言えます。
反対に控えてほしいおやつは、食物繊維やたんぱく質をあまり含まれないもの。砂糖が一番はじめに書いてあるチョコレートや、精製された米や小麦が多い揚げせんべいや菓子パンなどは血糖値の急上昇、そして急降下を招いてしまい、イライラの原因になることも考えられますので、控えたほうがよいでしょう。
いかがでしたか? 市販の“ヘルシースナッキング”を活用したり、ご自分で考えて組み合わせたり、楽しいおやつライフの参考にしてみてくださいね。
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※ nenetus , Nadja Antonova / Shutterstock
【筆者略歴】
海老沢 直美
高校生から13年悩んでいたPMSを「食×睡眠×心」で心身共に楽にした経験を活かし、食事カウンセリングを行う。生理に振り回されていた女性が、望む人生を送るためのサポートをしている。