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そんなシンプルじゃないんだわん!

犬のおしっこの話をしましょう。突拍子もないけれど、今、しましょう。犬好きの人ならば、犬のおしっこが多少お洋服にかかっても、はいはいってなもんでしょう。だけどね、実は犬のおしっこって細菌ウヨウヨなんです。そんなもんだろと思っているあなた、思っている以上にウヨウヨなんだから。

犬のおしっこは、うんちと同じようにバクテリアのパラダイス。なんと、おしっこにはお尻よりも股間よりも多くの種類の菌が存在しています。ネタ元のPLoSに掲載されたレポートによると、予防接種以外で飼い主が獣医を訪れる理由の多くは、犬の膀胱炎なんです。約14%の犬が尿路感染症にかかるといいます。犬にとっておしっこが健康に大きく影響しているとなれば、詳しく調べる必要がありますね。

犬のおしっこに関する研究は、まず犬のおしっこサンプルを集めるところからスタート。さらに、犬のお尻と股間からも、スワッブでサンプルを採取。サンプルを研究し、そこに住むバクテリアを調べました。結果、おしっこにはたくさんのバクテリアがいました。その中でも主な細菌はこの5つ。シュードモナス属、アシネトバクター・ジョンソニー、スフィンゴビウム属、キサントモナス科、とブラディリゾビウム科。オスもメスも関係なく、どの犬も同じようなバクテリア状況のようです。公開された研究レポートの著者は研究を経て、犬の膀胱炎の治療は、ただ菌を追い出せばいいというシンプルなものではないと呼びかけています。

人間の体内に生息するマイクロバイオーム=微生物は、近年大きく注目されており、一般人でも「腸内フローラ」という言葉をよく耳にします。研究レポート著者曰く、今回の研究は犬のマイクロバイオームに焦点をあてた初の試みとのことです。人間も犬も体の大きさに関係なく同じこと、所詮は小さな小さな微生物に支配されているということなのでしょうか。


source: PLoS ONE

Ryan F. Mandelbaum - Gizmodo US[原文]
(そうこ)