マジで別れてっ! 電話で別れ話をする方法

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お互い納得した形で別れ話ができればいいですが、男女の関係はそう簡単にはいかないもの。なかには、「彼氏と直接会って話すのが怖い」と感じる女性もいることでしょう。では、電話で別れ話をする際のコツや注意点はあるの? 今回は、心理コーディネーターの織田隼人さんに解説してもらいました。

■電話で別れ話をするのはあり?

そもそも電話で別れ話をするのはありなの? それともなし? まずはそれをジャッジしていきましょう。

◇男性の本音とは?

実際、電話で別れ話をされるのも「あり」だと考える男性はどれくらいいるのでしょう。一般男性の意見を聞いてみました。

Q.彼女から別れ話を電話でされるのはありですか?

ある(47.1%)
ない(52.9%)
(※1)有効回答数361件

答えはおよそ半数で分かれる結果となりました。では、その理由とは? それぞれのくわしい意見を見ていきましょう。

☆「あり」と回答した男性の理由

・「あとは別れるだけなので、わざわざ会う必要もないと思う」(27歳/自動車関連/事務系専門職)

・「メールだと軽すぎるし、直接会うと言いづらいので電話ならありかなと感じる」(35歳/学校・教育関連/専門職)

・「気持ちが離れる場に居合わせたくないから」(29歳/機械・精密機器/事務系専門職)

・「直接だと逆にキツイときもあるから、電話だったら顔を直接見なくて済む」(32歳/食品・飲料/営業職)

・「彼女も大きく悩みに悩んだ末に下した決断を伝えているわけなので、その決断は(会っても)覆りませんから」(39歳/情報・IT/事務系専門職)

・「別れるのにルールはないから。会いたくないくらい嫌われた可能性もありなので」(39歳/自動車関連/その他)

☆「なし」と回答した男性の理由

・「電話だとなんか気持ちが伝わらないものもあるし、大切なことだから直接言ってほしいという気持ちがあります」(25歳/商社・卸/営業職)

・「大事なことなので、遺恨がないように直接話して解決したい」(34歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)

・「きちんと目を見て話したいから」(39歳/その他/その他)

・「それくらいは直接会って伝えてほしいと思ったから」(34歳/商社・卸/販売職・サービス系)

・「別れるという重要な決断を言葉だけでやり取りできる気がしないから」(25歳/情報・IT/技術職)

・「礼儀として会って言うべき」(39歳/その他/販売職・サービス系)

「会っても結論は変わらない」「それでも礼儀として直接言うべき」という2つの意見に分かれました。気まずい事情があったり、別れの場に居合わせたくなかったり……。状況によっては「電話での別れ話もあり」ということですね。

◇電話で別れ話をしたカップルの実態

では、実際に電話で別れを告げたことのある女性は、どの程度いるものなのでしょう。また、その結果は……? 働く女性を対象に、アンケート調査をしました。

Q.電話で彼氏に別れ話をしたことはありますか?

あり(40.0%)
なし(60.0%)
(※2)有効回答数385件

4割の女性が、電話で別れ話をした経験があるようです。直接会うのではなく、受話器越しの別れを選択するカップルは一定数いるということ。そこには、それぞれのカップルの事情がありそうですね。

☆その後どうなった?

でも、直接会わなくても別れ話はうまくまとまるものなの? 「電話で別れ話をしたことがある」と回答した4割の女性に、話し合いの結果について教えてもらいました。

・「その場では納得してもらえたがその後も会おうとしつこく連絡が入って面倒だった」(24歳/不動産/事務系専門職)

・「もう自分に限界が来ていたので、納得してもらい別れた。嫌いになったわけじゃなかったからお互い号泣だった」(32歳/小売店/販売職・サービス系)

・「会って話そうと言われたけど、電話で終わらせた」(33歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)

・「電話だけだと話にならないから、きちんと会ってから話そうと言われた」(34歳/その他/販売職・サービス系)

・「そのまま『俺もそう思ってた』と言われ、別れた」(32歳/不動産/事務系専門職)

彼氏がすんなりと別れを受け入れてくれるケースもあれば、きちんと会って話をしたいと言われるケースもあるようです。2人のそれまでの関係性によっても、その結果は変わってくるはず。「会いたい」と言われたら、直接会って話をすべきなのか迷うところですよね。

■彼氏に電話で別れ話をする方法

電話越しの別れは相手の表情が見えないため、気持ちを察するのが難しいところ。できれば、コツを押さえて上手に別れ話を進めたいですよね。そこで、男女の恋愛にくわしい心理コーディネーター・織田隼人さんに「電話で別れ話をする方法」について聞いていきましょう。

◇別れ話の切り出し方

まずは、切り出し方について。どんなタイミングで別れ話をはじめればいいの? また、事前にやっておくべきことはある? さっそくアドバイスを聞きました。

別れ話をする前のポイントは「不穏な空気を漂わせておくこと」です。事前に別れるかもしれない、と相手が思っていれば、別れ話を切り出しときに「やはりそうか」と納得してもらうことができるからです。実はこの「納得」が大事で、相手が納得しなければ「受け入れられない! うまくいってたじゃないか!」と、別れ話自体を白紙に戻されてしまうこともあります。

ですので、LINEや電話などで「付き合っていくのに疲れた」「もう限界かも」というように事前に軽くジャブを打っておきましょう。すると、除々に相手が別れを受け入れるしかない、という気持ちになっていくのでスムーズに別れることができます。

◇電話で別れ話をする際の注意点

織田さんによれば、「納得してもらうこと」が重要ポイントだということ。では、そんな相手の納得を促すために、押さえておきたい注意点とは? 織田さん直伝の4つのポイントを紹介します。

(1)「可能性」を見せない

がんばれば復縁できる、泣きつけば同情を買って付き合いを復活させられる、というような可能性を、彼に見せないことが大切です。「ごめんなさい、もう付き合えません。別れましょう」としっかり伝えてあげてください。

(2)自分をよく見せようとしない

別れ話を切り出すときは、自分が悪者になった気持ちでいてください。相手にいい印象を持たれたまま別れるのは逆効果。彼は「まだチャンスがある」と勘違いしてしまいます。「これ以上付き合えないと思った」「もう受け入れられない」というように、相手に嫌われてもよいから毅然と別れる、という心持ちで挑みましょう。

(3)相手の言い分に耳を傾けない

男性は必死に別れを防ごうとすることがあります。そのとき、相手の言い分に耳を傾けていると話が終わらなくなるので注意。「私にはもう無理です」と、一貫した言葉を何度も繰り返しましょう。そして、相手の言い分を受け止めず「結論が変わらない」ということを示しましょう。

(4)敬語を使う

別れ話を伝えた瞬間、「今から他人である」ということを示すため、敬語を使うのも効果的。敬語を使うことで2人の距離を感じてもらうことができます。彼がいくら食い下がってきても敬語で「無理です」と何度も言い続けましょう。すると彼は2人の間に距離を感じて、諦める方向に心が傾いていきます。

◇会って話したいと言われた場合の対処法

別れ話の最中、彼から「会って話したい」という提案をされたら、どうすればいいのでしょうか? その場合の対処法を教えてもらいました。

会って話したい、と言われても別れを決意しているのであれば会う必要はありません。「会いたい」というのは、会ってあなたを説得したい、という彼の意思表示です。したがって、会ってもあなたの中の結論が変わらないのであれば、電話越しに「会えません」「無理です」とひたすら拒絶するとよいでしょう。

敬語で拒絶すること、そして「無理です」「会えません」と繰り返し伝えることで相手の男性も説得するための材料を失い、どんどん話すことがなくなっていきます。そして会話が止まったら「それでは切ります」と伝えて電話を切ってしまいましょう。

「会話」によるコミュニケーションをしてしまうと、相手はどうにかしてあなたを説得しようとしてきます。心が痛む部分はあるかもしれませんが、会話を成り立たせずに同じ言葉で「無理です」とひたすら言い続けることが大切です。

◇彼に未練を残さない切り方って?

では、ようやく別れ話がまとまって話を終わらせる際、未練を残さない切り方はあるの? そこで男性たちに、こんな質問をしてみました。

Q.彼女から電話で別れ話をされる際、最後はどちらから電話を切りたいですか?

自分から(63.4%)
相手から(36.6%)
(※1)有効回答数361件

別れ話の電話は「自分から切りたい」と思っている男性が6割以上。納得した状態で、最後は自分から終わらせたいという男性のけじめなのでしょうか。電話の切り方に困ってしまう別れ話の最後ですが、ここはそんな相手の気持ちを尊重してあげてもいいかもしれませんね。

■まとめ

別れ話をする際は、なるべく相手を傷つけたくないと誰もが考えるものです。とはいえ、ときには毅然とした態度を見せることも必要。あなたの固い意志を見て、彼もいつしか別れを納得してくれることでしょう。

(監修:織田隼人、文:ファナティック)

※画像はイメージです

(※1)マイナビウーマン調べ
調査日時2017年5月11日〜2017年5月15日
調査人数:361人(22歳〜39歳の男性)

(※2)マイナビウーマン調べ
調査日時2017年5月11日〜2017年5月12日
調査人数:385人(22歳〜34歳の女性)