少年合唱団リベラ、1年半ぶりの来日ツアーがスタート

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 ボーイ・ソプラノ・ユニット“リベラ”による、約1年半ぶりの来日ツアーが5月29日に東京・オーチャードホールよりスタートした。

少年合唱団リベラ 来日ツアー写真(全6枚)

 ステージが暗転すると、純白のローブを纏った少年らがステージの両サイドから登場。6年振りのスタジオアルバムとしてリリースしたばかりの『Hope』より「サン・ダミアーノ」からスタートし、透き通ったハーモニーで場内を満たした。リベラは、セント・フィリップス少年聖歌隊を前身としつつもビョークやエルトン・ジョンなど幅広いアーティストのアルバムに参加しており、聖歌に留まらないレパートリーが魅力の一つだ。今回の来日ツアーでも、パッヘルベル「カノン」のアレンジや、「Wonderful World」など多彩なプログラムを披露。彼らが創り出す音色が変わる度に、場内にはふわりと涼やかな風が吹くような感覚を覚えた。

 今回のツアーの最年少は8歳。国籍はさまざまで、日本人メンバーも在籍している。MCではメンバーが代わる代わる英語で日頃の練習やロンドンでの生活について紹介し、唯一の日本人メンバーである忍久保太一がその日本語訳をスピーチした。演奏時とは異なり茶目っ気たっぷりのMCで、皆少年らしい笑顔を見せ、会場もたびたび笑いに包まれた。そして後半は、「サルヴァ・メ」や、ユニバーサルスタジオジャパン2016年のテーマ曲「天使のくれた奇跡」、チャップリン作曲「スマイル」などを披露。「サルヴァ・メ」では、突き抜けた高音で客席を圧倒した。

 大人へと成長する過程で、ある時期にしか出せない歌声だからこそ、神秘的で儚い美しさを持つボーイ・ソプラノ。いつ、この高音が出せなくなるか分からない中でも、日々練習を積み上げ、それによって生み出されるハーモニーは、まさに天使からの贈り物そのものだ。アンコールでは彼らのテーマ曲でもある「リベラ」が再び演奏され、スタンディングオベーションで幕を閉じた。

◎ツアー情報【LIBERA Angel Voices Tour 2017”Hope“】
2017年5月29日(月)Bunkamuraオーチャードホール ※終了
2017年5月30日(火)Bunkamuraオーチャードホール
2017年6月2日(金)大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
photo by 秋田大輔