30日、北京晨報によると、中国江蘇省南京市で歴史的建造物が映画撮影のために勝手に改造されるという問題が起きた。写真は南京市。

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2017年5月30日、北京晨報によると、中国江蘇省南京市で歴史的建造物が映画撮影のために勝手に改造されるという問題が起きた。

この建造物は元・浦鎮駅(同市浦口区)の倉庫として使われていた英国式建物で、現在は市の文物保護単位に指定されている。記事によると、関係者らは周囲に壁を築き、内側には築山や池などを造成。もともとあった門が撤去されるなど本来の姿が大幅に変えられており、付近の住民は「約1カ月前に映画撮影用と称する工事関係者が現場を訪れていた」と話している。

1911年に工事が始まった同駅は津浦鉄道で最も早く建設された駅の一つとされており、英国式の駅舎は1986年に撤去された。今回の問題について区文物局の関係者は「施工側は鉄道会社と賃貸契約を結んでいるが、借りたら自分たちで使っていいと認識してしまった」と説明、工事に必要な手続きが取られていないことを指摘した上で工事中断を命じたことを明らかにした。今後の現地調査を経て原状回復、罰金などの処分が下される見通しだ。

中国の法律によると、文物保護単位の保護範囲内で勝手に工事を行った場合、5万元(約80万円)以上、50万元(約800万円)以下の罰金が科せられる。(翻訳・編集/野谷)