“嫌韓”か、それとも“ファクト暴力”か…?『韓国人に生まれなくてよかった』に韓国も注目!!

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ここ最近、韓国のネットでは「ファクト暴力」という言葉がよく使われている。核心を突く事実(fact:ファクト)で相手を黙らせる、もしくは精神的ダメージを与えることを意味するそうだ。

元駐韓大使・武藤正敏氏が今年の2月に「DIAMOND online」で発表したコラムは、まさに「ファクト暴力」だった。コラムのタイトルは「『韓国人に生まれなくてよかった』元駐韓大使が心底思う理由」。

かなり刺激的なタイトルだが、内容を見ると「過酷な競争社会」「男性が虐げられた社会」などと、韓国社会の問題点を的確に指摘している。

もちろん韓国人の立場からすると癇に障るような内容で、ネットでは「われわれもあなたが韓国人じゃなくてよかった」「お互い様です」といった怒りの声も寄せられた。

ただ、批判が圧倒的に多いかと思いきや、そうでもない。意外にも「お説ごもっとも」というコメントが多数を占めている。

例えば、
「正確なファクト(事実)しか言ってないじゃないか。驚いた」
「元駐韓大使にこう書かれて正直良い気はしないが、反論もできない」
「韓国人よりも韓国をよく知ってらっしゃる。さすが知韓派!」
「ここまで正確に韓国という国を見ていると、逆に恐ろしいな」
「韓国社会を正確に分析し、韓国人の苦悩すらも理解している」
「このコラムをただの嫌韓だと罵倒する奴はバカだ。優しい日本人の厳しい忠言として受け止めよう」
「外国人のほうが韓国社会を正確に見ている。私たちは指摘された問題点をこれからどう改善すべきか考えながら、より良い未来を作っていかなければならない」

といった具合だ。

そうやって韓国のネット民たちに「ファクト暴力」をふるった武藤氏が5月に出した書籍『韓国人に生まれなくてよかった』(悟空出版)も、注目を浴びている。

韓国メディアは「武藤・元駐韓大使が“嫌韓書籍”を出版…文大統領を非難」(KBS)、「武藤・元駐韓大使、韓国卑下書籍発売…“新大統領が国を誤った道に導く”」(MoneyS)、「元駐韓大使の挑発」(MBN)などの見出しを打って本を紹介。

『東亜日報』は、武藤氏がこの本の中で文在寅大統領のことを「最悪の大統領」と断定し、「彼(文在寅)の頭の中には北朝鮮の問題しかなかった」と語っていることを詳しく伝えた。

辛辣な“ファクト暴力”はともかく、武藤氏が現在84.1%に及ぶ支持率を誇る文在寅大統領を「最悪」と称したことに関しては、韓国のネット民もさすがに動揺を隠せない様子だ。

ネット民からは「日本は朴槿恵の当選を喜んだけど、結果的には韓国のためにならなかった。日本人と韓国人の利害は違うからな」「つまり、日本人にとっては最悪で、韓国人にとっては最高の大統領って意味だろ」といったコメントが寄せられている。

ただ、「前回のコラムを見た限り、ただの嫌韓本ではなさそう」「翻訳版はいつ出る?是非読んでみたい」「あくまでも日本人の立場で書かれているはずだから、意見が違うのは当然だ。むしろその違う意見に注目しなきゃ」というふうに、期待と興味を示す人も。

いずれにしても、『韓国人に生まれなくてよかった』は、近いうちに韓国語版が出版されるかもしれない。本を読んだ韓国人の反応が気になるところだ。

(参考記事:韓国否定派が65%!! なぜドイツは世界一の“嫌韓国家”なのか

(文=S-KOREA編集部)