2in1市場を牽引してきたマイクロソフトSurface Pro 新製品の選び方とSurface歴史をチェック

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マイクロソフトは、キックスタンドを搭載した2in1PC「Surface Pro」の新製品を発表した。
ラインナップは、CPUやメモリー、ストレージの違いで、6機種を発売する。
2017年6月15日より発売予定。

モデルとしては、CPUやメモリー、ストレージが異なる6種類を用意している。




2in1PCが人気なのは、タブレットとノートPCの良いとこ取りのガジェットだからだ。
そんな2in1PCの市場を牽引してきたのが、マイクロソフトの「Surface」シリーズだ。

■「スタジオ モード」を新たに追加
今回の新製品「Surface Pro」 最大の特長は、キックスタンドを改良した点。
これまでは最大150度まで角度を変更できたが、新製品では開閉機構を見直すことによって最大165度まで角度を調整できるようになった。

これにより、今までの「タブレット モード」「ラップトップ モード」に加え、「スタジオ モード」と呼ばれる新たなモードが利用可能となった。

「スタジオ モード」は、キックスタンドを最大限(最大165度)まで広げたモード。
このモードにより、Surface ペンによる手描き入力や膝上でのキーボード入力での操作性が大きく改善される。




またSurfaceペンにも新モデルが加えられた。
筆圧レベルは前モデル「Surface Pro 4」では1024段階であったが、新製品では4096段階まで向上している。
筆圧感知レベルの向上で、より自然かつ滑らかに描くことができるようになったわけだ。
さらに傾き検知機能を新たに搭載したことで、対応アプリを使えば、より豊かな表現も可能になる。
新しいSurfaceペンは、プラチナ、コバルトブルー、バーガンディ、ブラックと4色での展開予定だ。

さらに「Surface Dial」と呼ばれる新デバイスも新たに追加されている。
Surfaceペンは利き手に持ち、片方の手で「Surface Dial」を操作して、色やブラシの変更、ズームや回転などを行うことができる。
これにより、紙とペンと同等、あるいはそれ以上の作業がデジタル環境で行えるようになる。

そのほか、デザインや内部設計を見直すことで、Core m3 および Core i5搭載モデルもファンレス化され、静音、長時間駆動が可能となっている。

なお、2017年秋頃には、LTEモデルのリリースも予定されている。LTEモデルであれば、外出先でWi-Fiルーラーが要らなくなるので、よりアクティブに使えるだろう。





■あらためて振り返る「Surface Pro」の歴史
2in1PCと言えば、誰しもマイクロソフトの「Surfaceシリーズ」を思い浮かべるだろう。
それだけ同シリーズは、当たらしいPC市場を形成した製品だ。

ここでは、Surfaceの歴史を振り返ってみよう。

「初代Surface」 初代
2012年6月18日に発表された。当時、OSの違いで、Windows 8 ProモデルとWindows RTモデルの2種類があった。前者は2013年6月7日に、後者は2013年3月15日に発売されている。
Surface ペンが付属されたモデルが「Surface Pro」であり、当時のWindows 8 Proモデルは、CPUはCorei5-3317U、ストレージは128/256GBというスペックで、ビジネスユーザーをターゲットとしたモデルだった。

「Surface Pro 2」 2代目
2013年10月22日に発売された。OSはWindows 8.1 Pro、CPUは第4世代 (Haswell)で、Core i5-4200UとCore i5-4300Uの2モデルが用意された。
メモリー4GBはストレージ128モデル。メモリー8GBは、ストレージ256/512GBモデルが用意された。いずれも画面サイズは初代Surfaceと同じ10.6インチで、1920×1080ドットの解像度であった。CPUが強化されたマイナーバージョンアップモデル。

「Surface Pro 3」 3代目
3代目となる製品で、2014年6月20日に発売された。OSはSurface Pro 2と同じWindows 8.1 Proで、CPUも第4世代 (Haswell)だが、こちらはCore i3-4020Y、Core i5-4300U、Core i7-4600Uの3モデルが用意された。
メモリーは4/8GBモデル、ストレージ容量の違いで128/256/512GBモデルが用意され、選択肢が大幅に広がった。
画面サイズは12.0インチと大きくなり、解像度も2160×1440ドットに向上している。
「Surface Pro 4」 4代目
Core m3, i5モデルが2015年11月12日、i7モデルが2016年1月22日に発売された。OSはWindows 10 Pro。CPUは第6世代 (Skylake)で、Core m3-6Y30、Core i5-6300U、Core i7-6560Uの3モデルが用意された。
メモリー4GBでは、m3/i5のストレージ128GBモデル。メモリー8GBでは、i5 256GBモデル。メモリー16GBでは、i7 256GB/512GB/1TBモデルが用意されている。
画面サイズは12.3インチとさらに大画面化され、解像度は2736×1824ドットまで拡張された。

「Surface Pro」 5代目(今回の新製品)
OSはWindows 10 Pro。CPUは第7世代 (Kabylake)で、Core m3-7Y30、Core i5-7300U、Core i7-7660Uの3モデルが用意されている。
メモリー4GBはm3 128GBモデルとi5 128GBモデル。メモリー8GBはi5 256GBモデルとi7 256GBモデル。メモリー16GBはi7 512GBモデルと1TBモデルが用意されている。
キックスタンドの改良によって、「スタジオ モード」を新たに追加。
Surfaceペンの筆圧レベルは4096段階に強化され、「Surface Dial」と呼ばれる新デバイスも追加されている。

こうして見ると、Surfaceシリーズは、世代によって時代を変革する改良がされていることがわかる。
だからこそ、2in1PCの市場を確立できたのだろう。




Surface Proのモデルの選び方
基本ハイスペックで、可搬性のよい2in1PCであるSurface Proを選ぶポイントは、CPUとストレージ容量だ。
特に、CPU性能はマシンのパフォーマンスや作業効率に大きく影響する。
ビジネス、アートワーク、事務処理、モバイル利用など、自分の目的で、CPUを選ぶと最適モデルに近づけるだろう。

あくまでひとつの目安だが、
Core m3モデルは、省電力性からモバイルでの利用がメインな人
Core i 5モデルは、汎用的なビジネス用途で使いたい人
Core i7モデルは、ビジネスに加え写真が動画の編集、アートワークなどに利用したい人
といった選択が考えられる。


ITライフハック 関口哲司