全仏オープンテニス、男子シングルス1回戦。ボールをリターンするスティーブ・ジョンソン(2017年5月29日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】男子テニスのスティーブ・ジョンソン(Steve Johnson、米国)が29日、今月初めに逝去した父に対して涙ながらに哀悼の意を表し、杉田祐一(Yuichi Sugita)を破った全仏オープンテニス(French Open 2017)1回戦は「今までで最もつらい試合の一つ」だったと語った。

 米カリフォルニア(California)州で30年以上にわたりテニスコーチを務め、その腕が広く評価されていた父スティーブ・ジョンソン・シニア(Steve Johnson Sr.)氏は今月初め、58歳で急逝。杉田とのフルセットの一戦を2日がかりで制したジョンソンは、感情の浮き沈みが激しかったことを認めた。

 大会第25シードのジョンソンは「とにかく多くの感情であふれていた。私の父は自分のテニスにとって本当に大きな存在だったから、今は感情的になってしまうんだ。今重要なのはテニスではない」と告白。さらに、父が他界した後も欧州でプレーを続けるのはタフだったと認めた上で、パリ(Paris)まで応援に駆けつけてくれた母や妹、そして自身の婚約者の存在に支えられていることを明かした。

 28日は第4セット途中で日没サスペンデッドになったものの、最終的に6-3、6-3、6-7(4-7)、6-7(3-7)、6-3で杉田を倒した試合について、27歳のジョンソンは「今までプレーしてきた中で最もつらい試合の一つだった。昨日の第3セットで、感情がかなり強く自分を襲ってきた。それに対処する一夜が持てたのは幸運だった」と振り返った。

「でもここ2週間はテニスどころではなかった。ただ正しいことをし、精いっぱい前に進むしかなかった」
【翻訳編集】AFPBB News