2017年5月17日、山東省ズー博市の工事現場で作業員数人による乱闘が発生し、1人が意識不明の重体になる事件が発生した。しかし、警察が負傷者の家族に連絡を取ろうと身元を調べたところ、15年前に発生した殺人事件の容疑者だと判明した。現地メディアの斉魯一点などが報じた。

記事によると、乱闘後に駆け付けた警察官が家族に連絡を取ろうと倒れている男性に質問したが、意識がもうろうとしており、氏名などごく簡単なことしか話せない状態だった。

男性は「王」と名乗った。警察官は警察のネット情報システムや男性の携帯電話で知人に連絡するなどして身元を確認しようとしたが、情報はつかめなかった。警察官は職業上の経験から、男性が身分を隠している可能性があると判断。容体が安定してきた「王」と名乗る男性から事情を聞くことにした。

数時間にわたって問い詰めた結果、男性は自らの本名が「趙」であると供述。現在37歳で出身地は陝西省咸陽市礼泉県。「10年以上前に自宅で罪を犯したので、警察から逃れるために身分を偽った」などと説明した。

ズー博市警察が礼泉県当局と連絡を取ったところ、2002年に同県内で殺人事件が発生し、容疑者である男が逃走する事件が発生していたことが分かった。事件の状況は趙容疑者の供述と一致したため、ズー博市警察は趙の身柄を礼泉県警察に移送することにした。

一方、工事現場で発生した乱闘の原因は、一輪式の手押し車で資材を運ぶ同僚に「エレベーターのスイッチを入れてくれ」と頼まれた趙容疑者が拒否して相手を口汚くののしったことが原因だったと分かった。ズー博市警察は趙容疑者を負傷させた相手の取り調べにも着手しているという。(翻訳・編集/入越)