今回のビジネス女子マナーは、メーカー会社勤務の宮間聡美さん(仮名・32歳)からの相談です。

「大型連休後から、仕事にも人生にもやる気がでません。人と会ったりお出かけしたりする気力もなく、週末は家でゴロゴロ。眠いけれど、ベッドに入るとなんだか目が冴えてしまって眠れるわけでもない。このまま堕落してしまいそうで不安にもなります。やる気を回復させるには、どうしたらいいでしょうか」

さっそく、鈴木真理子先生に教えていただきましょう。

☆☆☆

5月病だと「決めて」しまえばラクになる場合も

大型連休でいったん切ってしまった仕事へのエンジンを、かけ直すのがうまくいかない……。そんな自分を「仕事人失格」と責めてしまう気持ちもわかります。でも、自分を追い詰めることが一番よくありません。

5月病、なんていう言葉もありますね。
これは、新入社員などが張り切り過ぎているうちにストレスを溜め、反動で鬱々とした気分に陥ってしまったり、無気力状態になってしまうこと。キャリアを積んだ働き女子の中にも、異動や転職などの環境の変化などで、似たような症状を感じる人がいます。

「こんな状況ではいけない」「早く回復させなくちゃ」。
そんなふうに焦る気持ちが、ますます状況を悪化させる場合も。

むしろ、今、自分は5月病なんだ、と割り切ってしまうのはどうでしょうか。
たとえば、咳が出る、体が重い、なんだか熱っぽい。風邪なのかインフルエンザなのか、はたまた別の病気なのか……。わからないと不安になるものです。でも、「原因」がわかれば、対策が取れるますよね。
仕事がうまくいかないのも、眠いのも、やる気がでないのも、5月のせい。5月のせいだから、6月になれば復活するんだ。そんなふうにマインドを転換することで、前向きになれる場合もあります。

会社の健康管理室を利用したり、カウンセリングを受けたりなど、専門家に話を聞いてもらうのも有効です。

「おしゃれ」でモチベーションアップ

即効で効果があるのは、おしゃれではないでしょうか。

今日は会社に行きたくないな〜というのは、誰でもあることです。とくに月曜の朝は憂鬱になりやすいもの。でも、適当にコーディネートを決めて、いまいちダサかったりしたら、1日中気分は下がりっぱなしです。なおさら仕事へのやる気もなくなります。

そんなときは、アフター6のために会社へ行くという、逆転の発想をしてみるのも手です。
絶対に自分がかわいくなるという、コーディネートいらずのワンピースかセットアップを用意しておきましょう。面倒くさいときだって、落ち込んでいるときだって、これさえ着ればかわいくなれるという、自信の1着を持つのです。「魔法の服」「戦闘服」「ラッキーワンピース」……。人それぞれ呼び名は違いますが、「味方になってくれる服」を持っている働く女性は、けっこう多いんですよ。

また、いつもよりメークに手をかけるのもおすすめです。濃いメークにするということではありません。

眉毛を丁寧に描く、マスカラを丁寧に塗る、口紅のラインを丁寧にとる……。顔の中の「線」を意識するだけで、ぐっと美人度があがります。顔がかわいく仕上げられれば、モチベーションもあがりますよね。

ビューティーサロンに出かけてみるというのもいいと思います。
まつエク、マツパーをするとメーク時間が短縮できますし、ネイルをすれば、パソコンを打つなどデスクワークをするたび手元が見えて、気分よく仕事ができるはず。「気分が上がらないときは、ヘアサロンでヘッドスパやヘアトリートメントをしてもらう」と決めている働く女性もいます。

プロの手でキレイを引き出してもらうということはもちろんですが、それ以前に、「誰かに手をかけてもらう」ということが、「私ってダメだ……」という気分のときには有効なのです。

頑張れない自分はダメなんて思わずに、ダメな自分も愛でる。放っておかない。これが大事。



■賢人のまとめ
気分を上げる方法をあれこれ試してみましょう。まず自分は何をしているときが楽しいか、何をすると幸せと感じるか、リストアップ。そして実行。夏休みの計画を立てるのも、ひとつの手です。無理にでも笑顔を作っていると、その笑顔に気持ちがついてくる、ということもありますよ。

■プロフィール

女子マナーの賢人 鈴木真理子

三井海上(現・三井住友海上)退職後、“伝える”“話す”“書く”能力を磨き、ビジネスコミュニケーションのインストラクターとして独立。セミナー、企業研修などで3万人以上に指導を行う。著書は『ズルいほど幸せな女になる40のワザ』(宝島社)のほか、近著『仕事のミスが激減する「手帳」「メモ」「ノート」術』(明日香出版社)、『絶対にミスをしない人の仕事のワザ』は7万部を超えるヒットとなる。 

(株)ヴィタミンMサイトhttp://www.vitaminm.jp/