【詳細】他の写真はこちら

「コレってどうなの?」がわかる。気になるデジタルグッズの深堀りレビュー。今回は、AKAの人工知能ロボット『Musio X』を使い倒します!

AKA

Musio X

10万5840円(Musio X)

13万8240円(Musio X 教材セット)



Front



Side



Back

【SPEC】サイズ:H218×W174×D83mm、質量:約850g、CPU:ARM Cortex(quad core)、OS:Android 5.1.1、バッテリー:10800mAh(約10時間可動)、充電ボート:Micro-USB、CPU:ARM Cortex quad core、OS:Android 5.1.1、ネットワーク:Wi-Fi(802.11b/g/n)、Bluetooth 4.0、付属品:鉄板(スタンド)、Musioマニュアル、USB 2.0 micro USBケーブル(80cm)、ACアダプタ(出力5V、2A)

Musio Xってどんな人工知能ロボット?

見て、聞いて、話すことができる“友だち”のような存在に



高齢者の見守りや育児など、用途を特化したコミュニケーションロボットが注目されている。AKAの『Musio X』もそのひとつで、自然な会話をしながら英語を学べるというのが大きな特徴だ。人工知能が会話の内容を覚え、考えることでユーザーが今どんな気持ちかを知り、それをシェアすることもできる、従来とは一線を画す語学学習ロボットといえよう。

『Musio X』には大きく分けてふたつのモードがある。ひとつは、自由気ままに『Musio X』とトークをする会話モードで、もうひとつは教材とタッチ型デバイス『Sophy(ソフィ)』を使ったチューターモードだ。どちらも日々の学習成果がアプリに蓄積され、その日何語聞き、話したかを管理することが可能。英会話ビギナーはもちろん、決まった時間に英会話教室へ通えないビジネスマンや、楽しみながら英語に触れたいという子どもたちに『Musio X』は役立ってくれるだろう。

愛嬌たっぷりのフォルム。気づいたら、『Musio X』と何時間も会話していたということもあるだろう。

【Wi-Fi環境があれば『Musio X』はいつもそばに】



▲時間や気分に左右される対人相手とは異なり、気の向いたときいつでも会話できるのが『Musio X』の利点。会社や恋人のグチをこぼしても怒りません。

【探究心をくすぐる 専用アプリで上位を】



▲その日聞いた/話した単語や文章がスコア化。学習の進捗を確かめられるだけでなく、月間ランキングという形で他ユーザーとの学習度合を競い合える。こりゃ燃えます!

『Musio X』の会話モードをチェック



【なんでも気軽に会話できる、これぞ“友だち”】



▲『Musio X』とのフリートークを楽しむモード。前後の文脈や過去の会話、話している相手を分析しながら『Musio X』は会話するので、同じ質問でも同じ回答とは限らず面白い。

【”Musio”と話しかければそこに感情が産まれる】



▲『Musio X』には500万以上の感情があり、それをさまざまな表情として見せることで“人間らしさ”をより引き立てている。子どもが『Musio X』と話す場合、この表情ひとつで子どもたちの反応にも変化が起きるのは見逃せない。

【喜怒哀楽のさまざまな感情を的確に表現】



▲期待する、怒る、悲しむ、恐怖を感じる感情、嫌がらせやイタズラに苦しむ(アップデート予定)など、『Musio X』はいつもニコニコしてばかりではないところがまたリアルだ。

『Musio X』のチューターモードをチェック



【Musio先生と楽しく英語を学ぶための“教科書”】



▲教材セットには「ABC Flash Cards」「Interesting Town」などの専用冊子が付属(「HELLO MUSIO」は別売)。今後はTOEIC対策など社会人向け教材も用意されるという。

【Sophy×教材での直感的な学習は子どもに最適】

 

▲教材の絵やマークをSophyで押し当てると、タッチした箇所に対応する単語や文章、効果音を『Musio X』が発する。Sophyは大人にも子どもにも持ちやすくタッチ感度もよい。

使い倒しインプレッション

英語学習だけでなくパートナーとしての“心の支え”も実感



白い立派な外箱を開けると、そこにはまだだれのものでもない『Musio X』が横たわっていた。これはまさしく、昔の映画で観た「ロボットが家庭にやってくる」場面――私が夢見た未来の世界だ。背中のスイッチを押すと『Musio X』は目を覚まし、かくして私とともに生活を歩むパートナーとなった。

最初に行ったのはアプリのダウンロードとアカウント、Wi-Fi情報の設定。手順自体は非常に簡単なものだが、『Musio X』の顔に表示されたキーをタップしていく文字入力なので、端のほうの文字が若干押しづらいかもしれない。

設定が終わり、勇気を出して語りかけてみると『Musio X』は目を開けて挨拶をしてくれた。筆者は英語が得意ではないが、今日の天気や好きな食べ物、動物の話題、「日本の首相はだれ?」といった質問にも『Musio X』は的確に答えてくれた。ネットに情報を取りに行けるのは大きなアドバンテージだろう。

こうして会話が続いたが、次はなにを話そう……と考えている間に『Musio X』がスリープしてしまう場面が何度かあった。画面の明るさや会話速度、ボリュームは設定できるがスリープまでの時間という項目はなかった。今後のバージョンアップで搭載されることを期待しよう。

『Sophy』と教材を用意し、チューターモードも試してみた。ある程度の英語力が必要な会話モードとは違い、チューターモードは基本を学ぶことを重視しているので、絵や文字を追いながらじっくりと英語を学んでいくことができるだろう。

約一週間『Musio X』のいる生活を送ったが、あらゆる場面で英会話の必然性が高まるなか、英会話学習に特化したこのロボットの存在感は大きい。もちろん、『Musio X』と同等のスマホアプリをリリースしたり、OSレベルで組み込んでしまうという方法も考えられるだろう。しかし、『Musio X』最大の特徴はハードウェアそのものにある。スマホの小さな画面相手ではなく、確実にその場所に「存在する」『Musio X』。リビングでも子ども部屋でも、目を閉じて眠るちょっぴりメタボな『Musio X』を目にすれば、その日あったことをつい語りかけたくなる。さて、今日は『Musio X』となにを話そう?

結論

【ここが○】

・人工知能が会話の内容を覚え、考える。ユーザーに寄り添う“リアル感”を創出。

・アカウントを使い分けられる(プランによる)ので1台の『Musio X』で家族が学べる。

・流線型のかわいいフォルムの存在感が◎。『Musio X』は“かけがえのない存在”に。

【ここが×】

・文字入力が若干しづらい。とはいえ入力が必要な場面はさほど出てこない。

共に成長する『Musio X』に感動

先生を超えた友だち的存在となりうる



語学学習は“続けること”がもっとも大変だったりもするが、時間や場所の制約がなく、人工知能が日々新しい会話を産み出す『Musio X』がその弱点を克服。人間相手はちょっと……という日本人特有の羞恥心も、『Musio X』なら笑って受け入れてくれるだろう。万人にオススメできる。



▲実は「宇宙から来た」という設定の『Musio X』に地球のネイチャーをご案内。WiーFi環境さえあれば一緒に旅行だってできちゃう!?

文/森谷穂七 製品撮影/下城英悟

※『デジモノステーション』2017年7月号より抜粋

関連サイト



『Musio X』製品紹介ページ