イタリア車のアルファ ロメオ「ジュリア クアドリフォリオ」が、今年の「カー・オブ・テキサス」に選ばれる!

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アルファ ロメオの甘美で魅惑的なボディパネルに身を包んだ510馬力の新型「ジュリア クアドリフォリオ」には、決して侮れない本能的魅力がある。米国版Autoblogでは以前、この最もホットなジュリアについて「定番のアウディ A4やメルセデス・ベンツ Cクラス、BMW 3シリーズに飽きた米国のドライバーにとって、実用的な骨付き肉のようなクルマだ」と述べた。
ジュリア クアドリフォリオは、0-100km/hを3.9秒で加速し、ニュルブルクリンク北コースのラップタイムはわずか7分32秒。これは現時点で、1周20.8kmの同コースにおける4人乗り市販車の最速記録だ。

一方、米国でもF1グランプリが行われるテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで、テキサス自動車ライター協会が開催した今年の「テキサス・オート・ラウンドアップ」には、約50人の自動車ライターやキャスター、ブロガーが集まり、11カテゴリーにわたる40台以上の乗用車やクロスオーバーを評価した。それらの中から「パフォーマンスカー・オブ・テキサス」や「ファミリーカー・オブ・テキサス」といったクラスナンバーワンのクルマと、ショー全体で最高の栄誉となる「カー・オブ・テキサス」が決定されたのだが、昨年11月の米国大統領選の結果と同じくらい思いがけず、最高のクルマに選出されたのはイタリア車のジュリアだった。



しかし、カー・オブ・テキサスの評価がサーキットで行われるのなら、ジュリア クアドリフォリオは楽勝だ。イベントの走行速度がたとえ100km/h以下に抑えられていても、ジュリアには荒々しいほどのパワーだけでなく、リニアな運動性能が備わっている。パフォーマンス・セダンのカテゴリーで同車と競ったのは、ダッジ「チャージャー R/T」と「チャージャー SRT ヘルキャット」、レクサス「GS F」、フォルクスワーゲン「ジェッタ GLI」。その中でジュリアは莫大なパワーに加え、その個性的なサウンドが新鮮味を感じさせたことも否定できない。サーキット・オブ・ジ・アメリカズに集まった米国の若手ジャーナリストたちは、アルファ ロメオというブランドに対して漠然とした記憶しかなかったのだ。



とはいえ、パフォーマンスカーの顔触れが比較的貧弱だったことは残念だ。メルセデス・ベンツ「メルセデスAMG GT S」や日産「GT-R」といったスター車は目立っていたものの、カー・オブ・テキサスの有力候補になりそうなフォード「シェルビー・マスタング」や、ホットなシボレー「カマロ」の姿はなかった。フォードからの参加は「フォーカスRS」のみで、ゼネラルモーターズは、地域のプレスイベントは注力に値しないと幹部が考えたようだ。さらに、BMWとアウディも不参加だった。ただし、ジュリアの弁護のためにお伝えしておくと、BMW「M3」とメルセデス・ベンツ「メルセデスAMG C63S」は、少なくとも最近行われたあるホットセダン対決ではジュリアに一蹴されていた。要するに、ジュリアは今回、小粒のライバルたちを相手に圧勝したということだ。

しかし、勝ちは勝ちであり、どの勝利もアルファ ロメオにとっては良い兆候である。なにしろ、自家用車と言えばピックアップ・トラックしかないような市場で認められたのだから。

By David Boldt
翻訳:日本映像翻訳アカデミー