日本対ベネズエラは、30日17時にキックオフの予定。

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 U-20ワールドカップは27日、グループリーグ第3戦が行われ、日本代表はイタリア代表との試合を2対2で引き分け、予選リーグ突破を決めた。

 2戦目のウルグアイ戦でFW小川航基が負傷、戦線離脱というアクシデントに見舞われるも、グループリーグ3戦を終え1勝1分け1敗の勝ち点4、組3位の成績でノックアウトステージ進出を果たした。

■失点をいかに抑えるか 昨年のアジア選手権では無失点を誇り安定していた守備陣が、今大会では高い身体能力に誇る相手に苦しんでいる。

 初戦の南アフリカでは後半に2点を奪っての逆転勝利、2戦目はウルグアイに0-2で敗れ、最終イタリア戦では堂安律の2ゴールで追いつき、引き分けに持ち込んだ。

 ここまでの結果を見ると共通しているのは早い時間帯での失点だ。すべての試合で失点をしており、計5失点のうち4点が前半で喫している。とりわけ、南ア戦、イタリア戦では開始7分までにゴールを割られている。

 トーナメント初戦で当たるベネズエラ代表はグループリーグ3試合を失点0で勝ち抜いており、また、総得点もここまで大会最多となる10得点と好守において高いチーム力を備えている。大黒柱・小川不在の日本としてはこれまでのような序盤での失点を繰り返すことになると勝機は限りなく小さくなる。ウルグアイ戦開始前の内山監督のコメントで「拮抗したゲームにしないと勝利はものにできない」とあるように、一戦必勝となるこれからはさらに、チーム全体として失点をしないことを最優先にしていかなければならない。

■世界を驚愕させた堂安陸 MF堂安はイタリア戦での2ゴールを含むチーム最多の3ゴールを挙げており、チームに大きな活力をあたあえる存在となっている。特にイタリア戦のゴールは2点ともこれまでの日本人選手には見られなかった個人の高い身体能力を発揮したものであり、イタリア守備陣「カテナチオ」を破綻させるにまで至った。小川の抜けた穴を埋めるべく目覚ましい活躍を見せている中、ここからはさらに堂安へのマークは厳しくなるだろう。岩崎、三好といった前線のプレーヤーのさらなる奮起と、南ア戦で鮮やかなアシストを記録した久保健英の存在がどれだけ攻撃に厚みを増せるか。

 特にイタリア戦では出場のなかった久保は、ウルグアイ戦では急遽交代出場し、70分以上ピッチ上で戦い抜いたものの体格に勝る相手に対し、15歳の久保にとって長い時間での好守においての疲労度は決して軽いものではない。相手ゴール前での試合を決定付ける力を持っているだけに、起用のタイミングも勝利へ直結するカギとなるだろう。

 2003年UAE大会以来となるベスト8進出を目指し、若きサムライたちは険しい道をのり超えてゆけるか。戦いはさらに激しさを増していく。