スペイン沖でゴムボートから突然炎が上がり、海中に飛び込んだ移民ら。ポルトガル空軍が公開した動画より(2017年5月28日撮影、同29日提供)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】スペイン沖でゴム製の高速艇が炎に包まれ、乗っていた移民34人が海に飛び込んだ末に救助されるという劇的な一幕をカメラが捉えた。欧州連合(EU)の欧州対外国境管理協力機関(フロンテックス、Frontex)が29日、一部始終を映した動画をツイッター(Twitter)に投稿した。

 動画は28日、フロンテックスの海上監視活動を支援していたポルトガル空軍機が撮影。移民を乗せた黒いボートの後部にあるエンジンから突然炎が上がり、瞬く間に小さなボート全体に燃え広がっていく様子が分かる。

 移民らはその後、海に飛び込む。大半は救命胴衣を着ているように見える。同機は事態を受けて小さな救命ボートを投下し、スペイン沿岸警備隊に通報。沿岸警備隊によれば、一部は救命ボートにはい上がれたが、残りは沈みつつあるゴムボートにしがみついていたという。

 現場はモロッコとスペインの間、アルボラン島(Alboran Island)南西の海域。ヘリコプター1機と小型艇数隻が派遣されたほか、付近を航行していた漁民も救助に協力した。

 移民らは無事助けられ、スペイン南部モトリル(Motril)の港に運ばれた。移民らの国籍は公表されていない。
【翻訳編集】AFPBB News