中国は20億元超を投じて海底観測ネットワークを構築する。科学研究のみならず、海洋権益の防衛や安全保障にも応用されると専門家は指摘した。写真は東シナ海。

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2017年5月28日、央視新聞によると、中国は20億元(約320億円)超を投じて海底観測ネットワークを構築する。南シナ海や東シナ海の海底や海面をカバーするという。

中国国家海底科学観測ネットワークが、国家重大科学技術インフラ建設プロジェクトとして採択されたことが明らかとなった。東シナ海と南シナ海の海底に観測網を構築し、全天候、リアルタイムの総合観測体制を実現する。20億元を超える予算が投入される。

同済大学海洋・地球科学学院の周懐陽(ジョウ・ホワイヤン)教授は科学研究以外にも、資源探査、測量、海洋権益、国家安全などさまざまな応用が想定されるとコメントし、関連する国家部局は協力して長期的な運用計画を構築するべきだと呼び掛けた。(翻訳・編集/増田聡太郎)