初日のトレーニングでは元気な姿を見せていた乾。その状態が気がかりだ。写真:徳原隆元

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 5月29日、前日に続いて都内近郊でキャンプを行なった日本代表に、アクシデントが起こった。
 
 この日から大迫勇也が合流し、ヨーロッパ組の11人で午前と午後の2部練習。しかし、17時半から始まった午後練習で、約2年ぶりに代表復帰した乾貴士が足を痛める一幕があった。4対1のボール回しを行なった際、乾は右足を痛めた様子で、一時トレーニングから離脱。その後、ランニングメニューに切り替えて、足早に会場を後にした。
 
 乾はバルセロナから2ゴールを奪ったリーガ・エスパニョーラ最終節で右足首を痛めており、その状態が不安視されていた。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、「1週間かけて治る可能性もある」と期待を寄せていたが、キャンプ2日目にしてプランが狂った格好だ。
 
 指揮官は不測の事態に備え、バックアップメンバーとして宇佐美貴史を今回のキャンプに参加させているが、今後、乾の状態を見極めながら決断を下すことになりそうだ。
 
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取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)