ミャンマーのヤンゴン市街を走るバスに乗車しながら、携帯電話でフェイスブックを見る女性(2015年8月20日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米フェイスブック(Facebook)が、ミャンマーでイスラム教徒に対してよく使用される侮辱語を投稿したユーザーらのサイト利用をブロックしたとみられることから、同国のインターネットユーザーの間で29日、反発の声が高まっている。

 反イスラム感情が高まっているミャンマーでは最近、フェイスブック利用者数十人が同国で少数派のイスラム教徒に対して使われることの多い、「kalar(カラー)」という侮辱語を同サイトに投稿したところ、一時的に利用を禁止されたと報告している。一部のユーザーは同じ発音を含むミャンマーの文字の別の単語を投稿しても、利用をブロックされたと述べている。

 ヘイトスピーチや暴力的な脅迫、故意に誤解を与えようとする情報などに対処するよう国際的なプレッシャーを受けているフェイスブックは、多様な言語による膨大な数に上る投稿を監視している。

 ユーザーの一人は先週、利用禁止にしているとみられる今回の措置について投稿したところ、24時間にわたってコンテンツの投稿、シェアなどができなくなったと述べた。「フェイスブックが『カラー』という言葉を含む投稿を削除している、と書いたらそれで自分が被害者になった。馬鹿げている」とこのユーザーは語った。

 また怒ったフェイスブックユーザー2人が、31日にヤンゴン(Yangon)での集会を呼び掛けると、これまでに約1400人が参加に興味を示している。主催者らは「ヘイトスピーチを共有したり暴言を吐き出したりしている偽アカウントには何の措置も取られないのに、一方(の自分たちが毎日使っている言葉)ではこうした措置がある。何十年も何百年も使ってきた自分たちの言葉だ」と反発した。

 ミャンマーでは強硬派の仏教徒による反イスラム行動が急増したため、政府がヘイトスピーチの取り締まりに乗り出している。Eメールによる取材に対し、フェイスブックは回答していない。一方、ミャンマー政府はこうした禁止措置を要求したことはないと述べている。
【翻訳編集】AFPBB News