映画・小説の「ハリー・ポッター」シリーズでは語られなかった物語として、ヴォルデモート卿がなぜ生まれたのか?というワーナーも認める同人ムービー「Voldemort: Origins of the Heir(ヴォルデモート:継承者の起源」)」がファンによって作られています。公開された予告編第1弾はセットやエフェクトなど、映画の世界観を忠実に再現しており、あまりにもレベルが高すぎて一瞬「映画のMAD映像なのか?」と混乱してしまうほどの完成度となっています。

「VOLDEMORT: Origins of the Heir TEASER」は2017年5月28日に予告編第1弾が公開されたのですが、それ以前の2016年3月12日にコンセプト・トレーラーが公開されており、「ファン作品とは思えないほどにレベルが高すぎる」として話題に。YouTubeでの再生回数は160万回を超えています。

Voldemort: Origins of the Heir [CONCEPT Trailer] HD - YouTube

ムービーの最初に「このファンフィルムは営利を目的としていません。ヴォルデモートというキャラクターや彼を模倣したものの権利は全てワーナー・ブラザース・エンターテイメントとJ.K.ローリングに属します」という注意書き。



始まったのはクィディッチの試合。





熱狂する観衆。



その試合会場を見下ろす位置に人影が。



クィディッチの選手であり、物語の主人公であるグリシャ・マク・ラーゲンがふと遠くを見ると……



そこには後にヴォルデモート卿となる、トム・マールヴォロ・リドルの姿がありました。



遠くから映されるホグワーツ特急。



リドルが真剣に書いているのは……



日記。



学友と話をしているように見えて……





その実は人に無関心なリドル。



談話室でも異様な雰囲気を発しています。





場面は代わり、桟橋で追い詰められる少年。



迫ってくるのは……



赤く目を光らせるトム・リドルでした。



バトルシーンもあり。



主人公とリドルの関係とは?







そしてリドルが禁書の棚から見つけたのは……





闇の魔法「分霊箱」の情報。





「ハグリットの身に何があったのか忘れたのか?」













ホグワーツの各寮の創設者が受け継いできた装飾品たち。





浮き上がる闇の印。









「奴は常にヴォルデモート卿だった」





そして、新たに公開された映像が以下。タイトルには「TEASER #1」と入っており、予告編映像が数本投下されたのちに、本編映像が公開されることが予想されます。

VOLDEMORT: Origins of the Heir TEASER #1 - YouTube

魔法攻撃を受け……



跳ね返す魔法使い。





「トム・マールヴォロ・リドル」



「彼はホグワーツを卒業してすぐに闇の魔術を扱うボージン・アンド・バークスに就職し、その後、謎の失踪を遂げた」



「そして1943年、あるスキャンダルのあった年」



「屋敷しもべ妖精によって家の主が殺されたのだ」



「殺されたヘプジバ・スミスはハッフルパフの末裔だった」





「屋敷しもべ妖精に主が毒殺されるという事件は迷宮入り」







「けれど私は、まだ闇の魔術の匂いを感じる」



「私は誓う、トム。グリフィンドールの子孫として、あなたを止めることを」



ムービーを制作しているのは「Tryangle」というハリー・ポッターファンによる非営利団体。Tryangleの公式サイトによると、「Voldemort: Origins of the Heir」の構想は、シリーズ6作目の「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を読み返している時に生まれたとのこと。トム・リドルがいかにしてヴォルデモート卿になったのか、ホグワーツを去り再び訪れるまでの間に何があり、何が彼をホグワーツに引き戻したのかは、原作・映画の中で明確に語られていません。そこで、Tryangleは物語の中の「空白」を埋めるべく、映画の制作に取り掛かったわけです。

Tryangle

http://www.tryanglefilms.com/



「VOLDEMORT: Origins of the Heir」の制作プロジェクトは2016年に開始し、一時はクラウドファンディングプラットフォームのKickstarterで出資が募られたのですが、著作権上の問題があるということでプロジェクトはストップせざるを得ない状態になりました。その後、Tryangleはワーナー・ブラザーズと協議を持ち、合意のもと、映画の制作を続行できることに。Facebookページの情報によると、2017年末にはYouTube上で本編映像が公開されるとのことです。